あるニセ占い師の告白 (FOREST MINI BOOK)

  • フォレスト出版
2.92
  • (6)
  • (17)
  • (60)
  • (14)
  • (12)
本棚登録 : 408
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513501

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人を動かすコミュニケーションとは?

    →印象づけたいことは自ら語らず、相手に想像させる
    相手のズルさを正当化する言い訳を与えてあげる

  • 占い師は相談者の持ち物や仕草、筆跡などから
    その人の情報を読み取っているのは凄いな。
    あとはどっちに転んでも間違わない質問するとか。

  • この本は「見料 5ドルのタロット占いからスタートし、巨額の富を獲得したジョン・W・カルヴァーという詐欺師の告白本」というストーリーのフィクション。
    騙す側の視点で騙される人間の心理が描かれていて、個人的には面白かったです。

    騙す人間と騙される人間。どちらが悪いのか?
    もちろん騙すほうが悪いに決まってるんだけど、騙されたほうもどうだろう?ってテレビとか見ててよく思います。
    騙された人は一様に被害者を演じる。まるで自分には一切の非がないかのような口ぶりでインタビューに答えてる。
    責めるつもりはないけれど、騙された原因(心の弱さやズルさ)と向き合い、自分の非を認める事が出来ない人は何度でも同じような手口で騙されるような気がします。

    まぁ、騙されないように気をつけましょうってことで。

  • こちらは『一瞬で相手を落とす!コールドリーディング』と同時に
    発売された一冊です☆


    中身はブラックな内容ということで、『ブラック・コールドリーディング』とも書かれています。


    オレオレ詐欺の手法であったりの内容も書かれています。


    ただこう言った手法を正しい道として活用すれば、コミュニケーションにとても役に立つと思います☆

    あと毒をもって毒を制すという意味でも知っておけば悪意を持った人たちからもある程度身を守れるのではないかと思います。

  • 「ストックスピール」というのは、あらかじめストックしておいた、
    「誰にでも当てはまるようなリーディング」を使って占いをすることです。


    たとえば、「あなたは人間関係にひどく苦しんだことがありますね?」
    というリーディングに、断じてNOと言える人などいないはずです。


    試しに、今、私の手元にある雑誌の占いコーナーを見てみましょうか。
    適当な星座の適当な部分をパッと抜き出してみると――


    「……不快な発言や耳障りな噂が飛び交い、神経を逆撫でされがち……」


    と、あります。その気になって読めば、


    「不快な発言や、耳障りな噂かあ。そう言えば、先週、居酒屋で○○さんが
    △△さんの陰口を言っていて、あれは聴いていて不快だったなぁ」


    などと、何か思い当たることは必ずあるはずです。


    「いや、私が耳にするものはすべて心地のいいものばかりだった!」


    と断言できるほどポジティブな人だったら、そもそも、
    占いコーナーなんか読まないでしょうし……。

    「ストックスピール」を活かすためには、このムードの演出が不可欠なのです。
    そのためには、「場を圧縮する」必要があります。

    相手が「聞きたい。早く話してくれ」という
    気分を圧縮させてから、「キメの言葉」を言うということ。
    それによって言葉に重みが加わるし、相手により印象深くアピールするのです。

    テレビで占い師が、
    「これ、言っちゃっていいのかな――
    本当に聞きたい?――
    じゃ、言うよ――
    大丈夫ね――
    あなたはねえ……」
    などとじらすでしょう?


    あの呼吸です。

    同じことを言うのでも、たとえば、次のようにもっていけば効果的です。


    「今日、○○ちゃんとちょっとだけど話してみて、意外に思ったことがあるんだ」
    「何?」
    「もしかしたら気を悪くするかも知れないけど」
    「何よ?」
    「すごく感動したことがあってさあ」
    「え、何?」
    「○○ちゃんってさ、モデルっぽくて近づきがたいムードがあると思ったけどさ」
    「うん」
    「でも、こうやって話してみて驚いたのは――」
    「うん」
    「何か意外に気さくな人なんだなあって、ホレ直しちゃったんだよね」
    「そうでしょう!? 私ってホントはそうなのよね。」
    「そうだよね。誤解されやすいところがあるよね」
    「そうそう。ちょっと親しくなると、みんな分かってくれるんだけど」
    「だよね。だから、話かけてみてよかったなって思ったんだ」


    でも、やりすぎると「何よ、もったいぶった話し方をしちゃって!」と
    反発されますから、あまりにもじらし過ぎるのはよくありません。
    相手が「聞きたい。早く聞かせて!」ムードにほどよくなるまで溜める。
    それによってリーディングの場が圧縮されるのです。

  • マジックと一緒でタネを聞いてみたらインパクトは感じないかも知れないけど、人間の心理をたくみに利用しているテクニックだと感心しました。
    翻訳という形で作者をでっちあげるやり方も個人的にはウケました。

  • ホワイト・コールドリーディングと対になっている本で、
    ブラック・コールドリーディングと言われる本です。

    内容としては、コールドリーディングを悪用すると、
    こんな感じで詐欺働けますよ〜って視点で、
    おもしろおかしく書いてます。

    本に出てくる騙される側もおもしろく、
    人間ってあさましい生物なんだな〜って思いますし、
    自分がやられても引っかかる気がしてきます。

    ホワイト・コールドリーディングを読んだなら、
    こちらもぜひ読んでみて下さい。

  • 読み物として面白い。

  • 相手の情報を別の側面から得る方法に関心があり、図書館で借りた。ある霊感詐欺師の暴露本の体で、人に話させる、そこから読み取る技術を紹介している。聞いてほしい自分の話があり、それは大抵、自分の汚い部分に言い訳を求めているのだと言うことを前提にそれを探っていくことは、詐欺に関わらず有用な手順と感じた。

  • 占いとはお客様を幸せにするために言葉を操る事。
    人は自分の選択したことを言い訳をしたいんだってさ。

全40件中 1 - 10件を表示

石井裕之の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
神田 昌典
ロバート キヨサ...
アンソニー ロビ...
デールカーネギ...
マイケル・ボルダ...
竹内 謙礼 青木...
小山 龍介
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×