フリー経済学入門

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513891

感想・レビュー・書評

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  • 何かを無料でもらえてあとから回収しようとする仕組み。それがフリーミアム。その点で言えば、義務教育だって、賄賂だってフリーミアムだ。

  • TVなどでもおなじみの苫米地英人氏が2010年に発表した「フリー経済」「フリーミアム」に関する著作。日本にも「只より高いものはない」ということわざがありますが、アメリカなどを中心に世界で流行している「無料」からお金を生みだす戦略について、紹介されています。マイクロソフトやグーグルが巨大企業になれた理由の一つもここにあるようです。

  • クリス・アンダーソン著『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』が話題になってた頃、同書も発売されたと記憶している。

    上述のアンダーソン氏の分類では、フリー経済とは以下に分類される。
    ①直接的内部相互補助 - 無料で消費者を引き寄せ、有料に誘導する
    ②三者間市場 - テレビ、ラジオ等に代表される広告。
    ③フリーミアム - 無料消費者のコストを、有料消費者が負担する。
    ④非貨幣市場 - 金銭のやり取りが発生しない。

    このうち④がインターネットの世界で広まっている。
    なぜならネットでは、経済学でいう「限界」の概念がないからだ。つまりコストをかけずに多くの人にサービスを提供できる。

    だがそうして無料で広まっているように見えるが、裏では何らかの対価が支払われている、あるいは今後支払わされる。
    またお金という面でなくても、「自由」という対価をも支払われている。
    大事なのは無料のものはないと、自覚すること。

  • 私たちの身の回りに溢れた「フリー(無料)」の罠?
    「入門」とあるように、経済学の知識なしでも日常の一コマを切り取った解説は分かりやすい!

    所々出てくる専門用語は難しく感じるかもしれないが、理解できないことはないだろう。
    この本は別の専門書への足掛かりとしては良書だと思う。

  • 全体的におもしろいとは思うが、中盤から権力者による支配や陰謀の話も多用され、どこまで本当なのかなっていう印象を持ってしまった。

  • googleの世界支配はかなりヤバいなと思った。必要以上に気にするのもよくないが、無料という響きに気をつけなければいけないと思った。

  • タダほど高いものはない、というかタダのわけないという話。なるほどと思った。作者は昔の小室直樹みたい。

  • 無料って事に対してただ喜んでいるだけではいけない、と。必ず何か仕掛けがある。でもこういう本こそ一歩引いた立場で読みたい。

  • フリー。。この方向にビジネスは向かって行くことは間違い無し。その中でどんなチャンスを見つけるか? ヒントを想像するには良い1冊だと思います。

  • "タダより高いものはない"。バックエンドには何があるかを予測し、自分にとって本当に必要なものを選んでいくことが大事なことだと再確認させてくれる一冊。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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