騙されないための世界経済入門

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894514218

感想・レビュー・書評

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  • 世界経済のこれからをサクッと学べる本です。

    こんな人に特にオススメ

    ・定期貯金、生命保険以外の金融資産を持っている人


    満足度について
    ★★★★= 100~120点 = 期待を超える水準


    以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。


    内容
    ・アメリカ経済
    ・ヨーロッパ経済
    ・中国経済
    ・日本経済
    それぞれのテーマに沿って、
    著者曰く「経済の本質」からこれから数年の動きを予想します。


    私的「メモっ得」ポイント

    ・中国経済の少子高齢化リスクは小さい
     GDPの観点からは、給料水準の上昇が労働人口の減少を上回るため

    ・ヨーロッパの緊縮財政が世界的な成長鈍化につながる
     欧州の緊縮財政→欧州の低成長→米中の低成長→日本その他の輸出国の低成長

    ・それでもアメリカ中心で世界経済は動く
     アメリカの世界経済における地位は低下しつづけるが、
     高度にグローバル化した世界では、第1位の経済大国アメリカの動向により、
     世界経済は敏感に反応する

    ・国債バブル発生中?
     世界のマネーは、一度もバブル崩壊を経験していない国債に集中している。
     いつか国債バブルがはじけて未曾有の経済危機が発生するかも


    感想

     ターゲットとしている読者層は、
     ズバリ「成功していない個人投資家」であると想像します。

     そのセグメントの読者には必要十分な知識が得られる良書だと思います。

     説明不足、論理の飛躍は所々に散見されますが、
     著者が考える世界経済のこれからの見通しは、
     納得できるレベルです。

     じゃあ、具体的にどういう投資をしたらいいのか?
     という疑問には、直接的な答えは用意されていないので、
     自分で考えましょう、ということになります。

     さあ、どうしましょ。。

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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