タイムデザイン

著者 :
  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894515598

作品紹介・あらすじ

「勤勉なる者も怠惰なる者も、人生の半分は大差なし。なぜならば、人生の半分は眠っているからである」(ギリシャの哲学者・アリストテレス)。あなたなら、あとの半分の時間どのように使いますか。

感想・レビュー・書評

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  • タイムデザインの基礎として時間の使い方は4つに分類することにある。
    自己投資をしている「インプットの時間」
    仕事や料理をしている「アウトプットの時間」
    食事、睡眠、風呂などの「生活時間」
    自由に使う「プライベートの時間」

    効率に重きを置くのは、インプットとアウトプットの時間であり
    生活を豊かにするには「生活時間とプライベートの時間」を楽しいか
    心地よいかで考えるのが良い

    但し、どこに価値を置いて、自分の人生をデザインするかは人それぞれであるということ

    筆者の失敗するリスクを考えて行動するよりも
    何も行動せずに無駄な3年間を過ごした方が大きなリスクであることには大いに共感。

    現在の生活よりも時間にしばられないライフスタイルで過ごすこと。。理想です。これを目指したいなぁ。。

    1日1時間でも自分の投資時間に費やすことが大切であると。。
    新年から時間の使い方について考えさせられました。。

  • 本書は、誰にでも平等にある「時間」という資源をどのように考え、どのように活用していけば充実した人生を送れるのかということをテーマにしています。まず時間という資源を考えるにあたって、本書では時間を「インプットの時間」「アウトプットの時間」「生活の時間」「プライベートの時間」という4つの枠組みを用意します。その4つの枠組みの中で、効率化を行うのは、「インプットの時間」と「アウトプットの時間」です。そして、効率化によって余裕ができた時間で「生活の時間」と「プライベートの時間」の充実させていくというのが、本書で提案されている戦略です。時間の投資→時間に余裕ができる→時間を消費できる(自分の好きなことができる)という流れをつくることが大切だということなのです。

  • 時間の使い方は4つ
    ・学びや自己投資をしている「インプットの時間」
    ・仕事や料理をしている「アウトプットの時間」
    ・食事やふろ、睡眠など「生活の時間」
    ・自由に使う「プライベートの時間」
    「インプットの時間」「アウトプットの時間」は効率化することができる。
    「プライベートの時間」は効率ではなく「楽しいかどうか」「心地よいかどうか」
    を基準に考える。2割の時間はプライベートにあて、時間効率は考えないようにしてみる。
    効率化だけを考えるとその自由な時間も効率化しようとしてしまい、結果的にすべてが効率化した面白くない時間になる。

    24時間を
    ・将来のために使う時間
    ・現在のために使う時間
    に分けて上記の2つにかけあわせて分けて考える。

    時間の使いかたは料理の手際のよさと共通する。
    料理の手際のよい人は
    ・料理のイメージを作って手順を逆算できる
    ・とりかかるのが早くあれこれ考える前に動きながら考える
    ・決断がはやく即決ができる

    初めてあった人を信頼することはない。
    過ごした時間が長くなれば人は信用し、信頼していくことが多い。

  • まあ、時間が、大事ということはよくわかる。が、真新しい気づきはあまりなく。

  • 1.ギリシャ神話における時間の概念
    クロノス⇨過去から未来へ機械的に刻まれる時間
    カイロス⇨心理的時間

    2.時は金なり⇨時間=お金 ということではなく、時間も金と同様に有限の資産であり、きちんと管理することが重要ということ。

    3.時間は大きく4つ分類される
    1学びや自己投資をするインプットの時間
    2仕事をするアウトプットの時間
    3生活をする上で必要な時間
    4プライベートの時間
    この4つの時間のうち、効率化を求めるのは12。がメイン。
    結局人生においては、プライベート、自分の自由な時間をいかに充実させるかが重要。プライベートの時間の評価は、居心地が良いか、楽しいか。


    4.裕福な人が裕福である理由は、ただお金を持っているだけではなく、時間的余裕も持っているから。ただし、お金があるから、他者に仕事を依頼でき、結果として時間的余裕が生まれているという可能性もある

    5. 時間を、未来のための時間と現在のための時間に分類する
    未来のための時間⇨自己投資、経験、ライフプランに影響を与えることに使う時間
    現在のための時間⇨直近の資料作りや、日時の作業など、日々の生活をする上で必要な時間。この時間をいかに効率化するかが大切

    ベンジャミンフランクリン⇨時間を無駄にしてはいけない。人生は時間の積み重ねなのだから

    6. 時間を効率的に使うためには
    仕事を逆算して始める⇨大局観を意識し、全ての行程をイメージしてスケジュールングする。長期的視点を持たないと、その場その場の対応に追われ、常に忙しくなり、負のスパイラルに陥る
    会議の場では、必ず目的を明確化し、参加者に共有する
    資料は事前に配布しておくなど、その場での時間を効率的に使用する

    7. できる人の3要素
    全ての行程を逆算して取り組む
    すぐに取り組む
    決断が早い

    8. 好きこそものの上手なれ
    得意なものに投資する
    長手なものを克服するより、得意なものの伸ばすことに時間をかけること。
    それを社会で必要とされている分野と掛け合わせることで、自分にどの程度の価値があるかを考える。
    実績を積み重ねることで、自分の単位時間当たりの価値が高まる(コンビニのバイト⇨1時間900円、弁護士⇨一時一万円)

    9. 行動しないというリスク
    時間を失うリスクと行動しないというリスク
    だらだらと浪費している時間を少しでも投資に変えるだけで大きく変わってくる
    例え将来失敗しても、何にも代替しがたい経験が残る
    習慣基礎から変えることが重要

    10. 投資さっきを見極める
    スキルにはフロー型スキルとストック型スキルが存在
    フロー型スキル⇨取得にかかる時間は長くないが、使用しない場合にスキルが落ちてしまう。短期的に必要とされなくなる。
    ストック型スキル⇨スキルを身につけるのには時間がかかるが、一度身につけると生涯にわたって価値を発揮する。長期的視野で見ると、投資対効果が非常に高い

    11. 人生での価値観
    どのような生活スタイルに価値を置くかは自由
    人生で一番贅沢な時間は、人に必要とされる時間
    人に必要とされるようになると、自分でも自分の価値が分かる。必要とされるという事実の積み重ねが自分の実績となり、信頼に変わる
    小さいことでも継続して、どんどんチャレンジする。人に影響を与え続けるということが重要ではないかと感じた。

  • この本はまさに「タイムデザイン」の本である。時間をどう設計していくのかということを教えてくれる。効率化重視についても書かれているけれど,プライベートに時間効率を求めない,なんていうところにははっとさせされる。言われてみれば当たり前。
    このコメントは事情があって読後しばらくして書いているのであるが,なるほど当たり前だと思う内容が多い。ノートにメモがそれなりに書かれていところを見ると,この期間で腑に落ちた部分も多いのだろう。まだまだ改善が必要なのは間違いないけど。

  • どこかで読んだことがあるような内容。後半は読み流してしまった。

  •  時間とはなんだろう。
     そんな疑問から、私の時間に対するこだわりが始まりました。

  • 忙しくバタバタしている割には儲からない。

    それが日常になってしまうと、
    人生それが普通かと思ってしまいます。


    本日ご紹介する本は、

    時間管理を行い、お金、自由な生活を手に入れるための
    考え方が書かれた一冊。



    ポイントは
    「時間の投資」

    本書では、時間はお金と同じ貴重な資源であり、
    しっかり管理することが必要と言っています。

    お金を将来のための投資や運用をしておくことで
    将来楽に暮らせるように、

    時間も今から将来のために投資をすることで、
    将来楽に暮らせるようになるもの。



    「時間を分ける」

    まず、1日を”将来のために使う時間”と
    ”現在のために使う時間”に分けてみます。

    ”将来のための時間”というのは、
    自分の技術をみがいたり、仕組みを作ったり
    人との関係を深めたり、後々役にたつことです。

    すると、”将来のために使っている時間”が
    思いのほか短いことがわかります。

    将来のために時間を使っていかないと、
    いつまでたっても自由な時間が増えないものです。



    「何に投資するか」

    あたりまえですが、同じ時間をかけるにしても、
    高く売れる技術を身につけるほうが、付加価値は高いものです。

    何に時間を投資するかは大きな問題。

    自分の長所が使える「使い道」を考えることが
    重要です。



    「資産を与える」

    長い期間、継続して時間を投資していると、
    おのずと自分の技術やノウハウ、人脈が蓄積されるものです。

    長期的に考えると、時間を投資した上で、
    自分の時間を人に与え、ゆずり、回していくことが、
    自分も周りも幸せにできることになります。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ
    お金と時間、この有形、無形、2つのものが、幸せに生きるためのガギ
    将来のために時間を使っていかないと、なかなか自由な時間が増えない
    長期ビジョンをもたないまま行動すると、常に忙しくなる
    長所が見つかったら、次に「掛け合わせる使い道」を考える
    自分をアップル社と考えた場合、何が得意分野で、不得意分野は誰に協力してもらうのか
    その仕事を10年している人に聞いたほうが、経験のない自分が判断するより正しい答えが得られる
    究極に贅沢な時間は、人から求められ、必要とされる時間
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 時間の価値
    第2章 時間の管理
    第3章 時間をつくる
    第4章 時間で稼ぐ
    第5章 時間を使う
    第6章 時間を生かす
    第7章 時間を積み重ねる
    第8章 時間を楽しむ
    第9章 時間を与える
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/ffd09e55e15573e6.png
     

  • 時間の有効な使い方を提案するらしいこの本を読むことが時間の無駄遣いでした

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著者プロフィール

ファイナンシャルアカデミーグループ代表/一般社団法人金融学習協会理事長
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じて、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立し、代表に就任する。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行う。義務教育では教わることのなかったお金との正しい付き合い方を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かで、ゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。
『「仕組み」仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『お金言論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『52歳からのお金のリアル』(プレジデント社)など、これまでに上梓した著書は約30冊、累計150万部を超える。著書は、韓国、台湾、中国でも翻訳され、発売されている。

「2019年 『最強の定年前マネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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