- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894515659
作品紹介・あらすじ
1冊10分では遅すぎる!7年間で700人以上のワンミニッツリーダーを輩出したノウハウ。全員が、本1冊を1分で読み切れるようになった!-。
感想・レビュー・書評
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正直 訳がわからない
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読書において、本文の内容の理解と読書スピードは、彼方立てれば此方が立たぬの関係からは逃れられない運命にある。そんな研究結果があった気がするのですが、忘れました。
感想。よくもまあこれほど冗長に書いたものだと思いました。本の殆んどが、1分間で1冊読めたらどんなに素晴らしいかを説き、1分間速読法が既存の速読法とは全く異なる手法であることを述べるのに費消されます。肝心の1分間速読法のやり方は、最後の最後にやっと出てきます。極意はページを捲る技能にあり、完全に習得するには直接指導を受けるのが望ましい、と閉じられます。とても焦らされました。コマーシャルで引っ張るテレビ番組や、延々とスクロールさせるインターネット広告を思わせます。
1分間速読法は、私が(そして恐らく多くの本好きが)思うところの「読書」とは目指すところが違いました。1分間で1冊読む為には、論理、思考、理解しようとする心を徹底的に排して、直感のみを働かすことになります。左脳(論理)を使わず、右脳(直感)で読み、理解しようとしてはいけない。とにかく速度を追求するので考えることを許容しないのです。読んではいけない。感じるのです。
夢を見すぎました。当然ながら、個人の読書能力が上がるわけではありません。遅いスピードで考え考え漸う読めるような本は速読できるはずはありません。内容の理解が伴わない。また、逆に言えば、絵本や小学生向けの読み物程度ならば、高度な思考力は要りませんから、訓練で内容の理解とスピードアップが両立する可能性もありましょう。が、そもそも読むかどうか……。己の専門分野の本ならば、既習事項が多いので高度な思考力は要りませんから、同じく、速度を上げてもそれなりに理解できるでしょう。しかし、新知識を拾うには熟読し左脳(論理)を使わざるを得なくなります……。
ふと思ったのですが、1分間で1冊のスピードを出す場面は案外あるものです。時間配分を誤った試験、朝時間がない中で読む新聞、長時間の立ち読みができない書店、閉館間際の図書館など。それでも「読んだ」なのかしらん。まるで頓智です。
著者は挑発的な書きぶりです。10分間で1冊の速読は遅すぎると虚仮にしておられますが、1分間は極めすぎなのではないかと思います。考えながら読む行為を一切しないのは、結構怖いことではないでしょうか。恣意的な解釈やリーディングミスの原因です。速読と精読は使い分けるのが有意義だと感じます。チーターだって全速力で走り続けることはありません。因みに、私は1冊10分の速読はしますが「遅すぎる」ので紹介するのはやめておきますね。
ところで、この本はよく売れているようです。何故なのか、考えてみるのも面白いかもしれません。 -
ワンミニッツリーダーについて知りたくて読書。
本書で約35分、1分には到底及ばないのが現実。果たして1分でという疑問が湧く。
世の中、フォトリーディングについても否定的な意見は多いが、本書のレビューも低評価が目立つ。
まあ、仕方ないと思うし、本書を読むと怪しさを感じ取るのは一般的な感覚かと思う。
リマインドのためにフォトリーディングを再受講しようと思っていたが、その後に、ワンミニッツリーダーのセミナーを受講してもいいかなと思った。
フォトリーディング同様に直接学ばないと実感できないだろうと経験上推測できる。
ワンミニッツリーダーの弱点として、横書き、小説(登場人物が2人以上いるもの)には不向きとある。この下りは面白いかも。
ゆっくりと熟読する読書と欲しい情報だけを得るための読書と分けるポイントは、最初に読書目的をある程度明確に設定することだ。
その時の自分にとって必要なものであれば、2回、3回と再読すればいいし、不要であれば、1回でいいわけだ。その判断基準を持つことが大切。
右手で持って、左手でめくる。(p158)
ワンミニッツリーダーのセミナーについて情報を集めてみよう。
読書時間:約35分 -
200頁くらいの本なら1分程で読める。しかし、もっと早く10秒で大雑把に目を通す事も出来るが、しかし、キチンと内容を把握したかったら30分は欲しい。成る程そんな考え方もあるんだと思った。読むに値するかどうか見極める為の読書ですな。
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One-Minute Leading 1冊1分で本が読める方法が開示されてますが、なかなかイメージが湧きません。画期的なオリジナルな方法なのでしょう。リアルに合宿にでも参加する必要性を感じました。
もし、1冊1分で読めたら、すごい!と信じ切れる方には、勧められる一冊です。 -
本屋さんで平積みされてました。
1分で1冊読めるとな!?というわけで実践。
60秒で立ち読みして読了。まさに瞬殺。 -
騙された気分で読んでみますと、感覚的には納得できます。
しかし理性的には説得力が不十分なような。
理論で説得する本ではなく、感覚で納得する類の本です。
著者は非常に頭も要領もいい方だというのは分かります。
それも、左脳だけが発達した左脳型秀才というのではなく、左脳も右脳もバランス良く発達した両脳型天才でしょう。
ガリガリ勉強していなくて、普段は遊んでばかりいて、試験直前に少しだけ勉強して、それでいい成績を取るような人がたまにいますね。
本書は、その不真面目直前一夜漬けメソッドを開発するような方法論の本!と言うと分かりやすいのではないでしょうか。
いわば、本を読むのではなく利用するための読書法・方法論。
しかし、誰でもがこんな不真面目直前一夜漬けメソッドをマスターできるわけないでしょう。
真面目に段階的にコツコツと行うタイプの方なら、不真面目すぎて受け付けられない方法かもしれません。
それが右脳型タイプと左脳型タイプの違いでしょう。
また、それが速読をマスターできる人とできない人の違いでもあるのではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130528/p1 -
読むモチベーションをあげず、目的を持たずに、ただページをめくる読書法。1ページ0.5秒を左でめくり、縦書きの本のみ有効な読み方。ふ〜ん…。
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得るものはあったが、この手の本って感じ。
無理やり本にした感じが否めない。 -
1分間で200頁の本が読めるようになるワンミニッツリーディング法なるものらしい(^^;)1ページを0.5秒でめくり、読まずに、理解しようとせずに、顕在意識と潜在意識の隙間にためて、ふと思い出せればgoodらしい。決して、一人では修得することは出来ず、同じ志を持つ者、最低10人で練習が必要とのこと(^^;) 始めるまでに相当苦労するぞ!!!!本を読んでると信者になった気分が味わえます(^^ゞ