2015年 日本経済のシナリオ

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著者 : 今井澂
  • フォレスト出版 (2014年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894516465

2015年 日本経済のシナリオの感想・レビュー・書評

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  • 【分類】332.107/I43
    社会科学のコーナーに並んでいます。

  • 本棚を整理していたら、昨年(2014)末に出版された本で、今年の9月頃に読んだ本が出てきました。2015年の経済面において、日本の世界における位置づけを解説しています。

    今年は、ドル・日本株式・ゴールドを買うと良かったようです。ゴールドは今年も価格が下がり続けた感がありますが、円安と日本株高になったので、方向性としては合っていたようですね。

    米国は政治は混乱しそうな雰囲気ですが、シェールガス・オイル革命で、確実にエネルギーコストは下がっているので、いずれ復活するだろうとこの本を読んで思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・オバマ政権は大きな爆弾を2つも抱えている、1)ベンガジゲート事件問題(大統領選を有利に運ぶために隠ぺいした)、2)違法移民に対する恩赦問題(大統領令により地元住民に通告なしに強行される)(p23)

    ・下院議会は、議長にオバマ大統領を憲法侵害で最高裁に提訴する権限を与える決議を可決した、大統領令の乱用は三権分立の憲法を侵害しているので(p41)

    ・金融規制改革法は、かつての銀証分離を復活させる内容ではないが、投資銀行やヘッジファンドは、銀行のコンプライアンス強化により、銀行から投資資金を借りることができなくなる(p46)

    ・シェールガスはアメリカ社会に浸透しつつある、価格が安い。同じ熱量で比較すると、シェールガスは原油のおよそ4分の1から、3分の1、100年に一度の大革命が起こっている(p53)

    ・環境派の反対が強く、パイプラインの敷設は進んでいないため、シェールガスをタンクにつめてトラックで輸送している、その運転手の自給が130ドル(p55)

    ・住友商事がシェールガス投資で1700億円の損失を出したが、シェールガス関連の投資を辞める方針はない。日本で一番初めに事業着手して、マーセラスというガス田では成功している(p59)

    ・映画「プロミスト・ランド」の中に、シェールガス開発に寄せるアメリカ社会の意識がよく表れている(p61)

    ・GDPの5%台までに縮小している双子の赤字は、2015年には4%台となり、ドルの暴落は起きず、長期金利も暴騰しないだろう(p66)

    ・アメリカは従来、スンニ派と結びつき、スンニ派王家を親米化する政策をとってきたが、イスラム国問題では、シーア派が実権を握る、イラクやシリアにアメリカが協力して、スンニ派のイスラム国を空爆するというねじれ現象が起きている(p70)

    ・サラ金規制法の再改正の流れが本格的に始まっている。年収の3分の1以上の貸し出しを禁じた総量規制も撤廃することも検討されている。中小企業などの事業性資金として銀行・郵便局に眠っていて、何十兆円になっている(p101)

    ・日本を訪れた中国人は、中国国内で購入する場合に比べて、日本製品をだいたい半値で購入できる感覚、消費税にあたる増値税’17%)が日本では消費税免除、関税もかからない(p114)

    ・日本は2012年あたりから、4つのサイクルの波がすべて上昇期となる。今まで日本でこれが発生したのは、1)日露戦争時、2)第一次世界大戦時、3)神武景気時、4)岩戸景気時、5)いざなぎ景気(1967)の5回しかない(p122)

    ・中国においてGDPにおける純輸出の割合は落ち込んでいる、それを埋めているのが投資(p156)

    ・スクラップの価格が上昇すれば景気が良くなり、下がると悪くなる、というのがグリーンスパン氏の重視する経済指標(p187)

    2015年12月13日作成

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