問題解決のためのセパレート思考

著者 :
  • フォレスト出版
3.28
  • (1)
  • (7)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894516717

作品紹介・あらすじ

あらゆる問題は、「仕分け」するだけで、9割解決できる。「思考の整理整頓」が、仕事のパフォーマンスを最大化する。全ビジネスパーソンに役立つ!「頭の中のごちゃごちゃ」をスッキリ、明快にする技術。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『仕事は1冊のノートで10倍差がつく』の中で紹介されていた本。

    「頭の中のゴチャゴチャを書き出して、仕分けて整理する」=「セパレート思考」

    「メリット/デメリット」や「やりたいこと/やらないこと」はよく知られていますが、たくさんの例が載っていて、あんがい応用範囲が広い。

    フレームワークも紙1枚にまとめられ、ビジネス事例と併せて紹介されているので、仕事の悩みに効果がありそう。

    「読書で得た知識を活かす実践メモ」がシンプルでよさそうなので試してみます。

  • 物事を判断するために、二つ(または数個)に分けて考える。
    抽象的と具体的、結果とプロセス、長期と短期、
    大きいこと、小さいこと
    得たいこと、避けたいこと
    やること、やらないこと
    こだわるところ、こだわらないところ
    変えられないもの、変えられるもの
    任せること、先延ばしすること
    鳥の目、虫の目、魚の目
    3C : コ、ジ、キ。
    何を、どのように、なぜ
    過去の情報、現在の情報、ギャップの原因、これから起きることの仮説
    商品、価格、販路、宣伝

  • 頭の中の情報を仕分け(捨てる・減らす)と見える化(セパレートメモ術)して脳を外部化し、万全な状況がありえないことを前提に制約を最大限に活用する行動に集中する

    <セパレートメモ術>
    A4横書き
    1テーマ1枚(データ化して即捨てる)

    <仕分ける>
    目標を定性・定量に仕分ける
    目的と手段を取り違えないよう仕分ける
    ToDoとDoToDo(捨てる、任せる、先延ばし)を仕分け、さらに短期と長期に仕分ける
    事実と意見を仕分ける
    具体(数字・時間軸・固有名詞)と抽象を往復する
    こだわることとこだわらないこと、変えないことと変えられることを仕分ける
    評価を判断するメリット・デメリット仕分け

    <問題解決と行動計画、マインド設定>
    問題解決は「なぜ×3回」から始め、「実行のしやすさ×効果」マトリクス表にし、結果目標とプロセス目標をセットにして行動する
    鳥の目、虫の目、魚の目(川の流れを読むこと。予見・仮説)で仕分ける
    顧客・自社・競合でビジネスモデル考える
    三現主義「何を、どのように、なぜ?」で仕分ける
    現状分析を「過去」「現在」で仕分ける

  • セパレート思考とは、大きすぎたり、複数の要素があり判断が出来ない場合などに判断できる大きさにまで要素を細分化して整理する思考方法だろうと思って読み始めたが実際その通りだった。

    この考え自体は様々なビジネス書で書かれているので、目新しさはない。

    この本で、著者が20代の時、この思考を知らずダメダメビジネスパーソンだった時の
    実体験を基にしたエピソードが書かれている。
    ただし何度も書かれ過ぎていて、ちょっとうんざり。
    またこの本を書くという事についても、子供にパパはどんなシドとをしているの?と言われたのが本を出したいけどと迷っていた時に、前向きに向かわせるきっかけになったと書いていたが本文に書かれていると、「なんだよ家族への説明のために本を出したの?」と言う気持ちになったので、終わりに書くべきだと思った。

    気になった点
    3M症候群:ムリ、ムラ、ムダにより業務効率化を落とす思考のメタボ

    抽象的なものを具体化するための3つの視点
    ・数字
    ・時間軸
    ・固有名詞

    問題解決法
    原因究明と解決策を仕分けして因果関係を考えながら解決策を考える

    他人に任せるのが苦手な人が知っておきたい3つのポイント
    ・日ごろの人間関係
    ・タスクなどの情報共有
    ・先に相手の予定を仮押さえ

  • イマイチ。『本物の仕分け術』と比べると、どうにも内容のまとまりが欠けてボンヤリとしている印象。細かい(よくいえば具体的)なテクニックは細かく説明してくれているのだが、どうにも印象に残る内容が少ない。それから、ジョブズやイチローなど、もう食傷気味の著名人の名前やエピソードを出して説明するところが多く、なんだか説得力に欠ける。唯一なるほどと思ったのは「変えられること」と「変えられないこと」を仕分けするという考え方。これだけはちょっと参考にしたい。

  • 「セパレート思考」とは、ひと言でいえば、「問題を仕分けする思考法」である。直面した問題は、情報や環境、時間、考え方、人など、さまざまな要素が複雑に混ざっている。それらを仕分けすることで、問題の本質が見えてきて、正しい決断と行動ができるようになる。具体的な仕分けの切り口は、
    ①思考では、(1)定量目標、定性目標、(2)目的、手段、(3)抽象的、具体的、(4)原因、解決策、(5)事実、意見、(6)収束、評価
    ②行動では、(1)プロセス、結果、(2)短期、長期、(3)大項目、中項目、小項目、(4)やらないこと、やること、(5)こだわる、こだわらない、(6)変えられる、変えられない、(7)任せる、先延ばし
    ③情報では、(1)要点、実践、(2)鳥の目、虫の目、魚の目、(3)顧客、自社、競合、(4)What, How, Why, (5)過去、未来
    ④ビジネスでは、(1)誰に、何を、どのように、(2)商品、価格、販路、宣伝、(3)新規、リピート、客単価
    などである。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

思考の整理家。
1974年生まれ。株式会社コンパス代表取締役。人材育成トレーナーや経営コンサルタントとして活動中。
25歳で起業し、ライバルに知能・経歴では負けてもアドバイスの”わかりやすさ”で勝負すべく、“誰でも簡単に実践できる”思考の整理術を研究。独自の思考の整理術を駆使して上場企業を中心にクライアントを獲得。支援した企業は100社以上、研修や講演の講師として年間100日以上の登壇実績を持つ。
「思考の整理術」に関する講演・セミナー・研修を過去に全国で1万人に実施。年商が10倍になる企業や上場準備に入った企業経営者、転職・起業する受講生などが続出。「頭が整理されれば問題の9割が解決する」が持論。

「2022年 『ノイズに振り回されない情報活用力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木進介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×