行動科学で人生を変える (Forest2545Shinsyo 11)

著者 :
  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894518117

作品紹介・あらすじ

「意志」や「根性」は一切関係なし!人間の行動原理に基づいた「行動科学マネジメント」の日本の第一人者が教える、「継続力」「指導力」を簡単に身につける方法!あなたのプライベートの目標も、ビジネスの評価も、思いのままにコントロールできる。

感想・レビュー・書評

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     行動科学 ABCモデル ターゲット行動 ライバル行動
     メジャーメント スモールゴール ラストゴール リインフォース(飴と鞭)

    継続できるかどうか
     ×意志の強弱
     ○(科学的)方法

    物事が続かない理由は二つ
     ・やり方がわからない → 「やり方」を知ればいい
     ・続け方がわからない → 「続け方」を知ればいい ⇐本書の内容

    ターゲット行動 勉強 ←高ハードル(時間、手間、コスト)
    ライバル行動 テレビ ←すぐに成果(楽しい、美味しい)

    ABCモデル
     A:先行条件 テレビを見たい ←ここをコントロール
     B:行動 テレビを見る
     C:結果条件 楽しい

     ルール:勉強したらテレビを見てもいい

     A テレビが見たい
     B 勉強する
     C テレビが見られる 

     ポイント
      1.行動のヘルプ 机を片付ける 好きなBGM
      2.動機づけ条件 勉強したらテレビを見てもいい
      3.行動のハードルを低く テキストは手元に

    ステップ1 継続の決定 
     本当に続けたいのか?どのレベルになりたいのか?

    ステップ2 ターゲット行動の決定
     「やり方」の確認 ○○を毎日○時間

    ステップ3 ゴール設定
     ラストゴール ○月○日に資格試験で合格
     スモールゴール 一日勉強した
      いくつも 甘い目標 公開

    ステップ4 メジャーメント(計測測定)
     ターゲット行動の数値を表、グラフ化
     1日(1週、1月)毎

    ステップ5 チェック
     ターゲット行動が合っているか

    行動契約書
     ターゲット行動の具体的内容
     回数
     いつ行うか(時間帯)
     ご褒美
     ペナルティ
     ターゲット行動の計測、報告方法

    リインフォース:強化
     あめ 1週間続けたら好きな映画を見ていい
     むち 読みたくもない本を読む←出来るだけ無駄なこと

  • 行動科学について知りたくて読書。

    『「続ける」技術』 と『新版「続ける」技術』 と内容と前半が重複している。読んだ人には最終章の第7章だけ読むとリマインドと次の応用への氣づきが得られるかもしれない。

    前出の2冊を何度読んでも理解できなかった”不足行動”を増やすと”過剰行動”を減らすの一覧表(p87)は修正されていた。ようやく理解でき喉元の骨がとれた氣分だ。

    行動のみに着目して、分割して管理する。
    本書では、応用として、人を動かし、育てる立場の管理職や教育での応用についても触れられている。

    近い人ではなく、そこそこ距離感がある人たちからSNSなどを通じて応援してもらうほうがいいというアイディアは納得。試してみようと思う。

    読書時間:約45分

    • だいさん
      >SNSなどを通じて応援してもらう

      やはり!現代はこれですか!
      >SNSなどを通じて応援してもらう

      やはり!現代はこれですか!
      2014/06/19
  • スモールゴールを決める。
    できる社員は仕事に対して動機づけ条件を創り、強化によって自発的に行動するといった仕組みを持っている。その仕事が好きだから。

  • 三日坊主は、本人が怠けていたり、性格の問題ではなく、やり方や続け方がわかっていないだけで、誰でもやれば効果が出るようにしていくのが行動科学だとのこと。自分はダメな存在だからできないという思い込みを外すヒントとなりそうな本です。

  • 「続ける」方法が書いてある
    ①方法
    「続けたい」行動には「増やしたい」行動と「減らしたい」行動がある これらはすぐに効果が出ないから続けにくい
    「増やしたい」行動:やりやすくする・やりたくなる(ご褒美)・すぐ出来るようにする
    ライバル行動:増やしたい行動を邪魔する行動、すぐに効果が出る対処としてはやってしまうとき・場所・環境を細かくあげて対処方法を考える
    「減らしたい」行動:やりにくくする・やりたくなくなる(ペナルティ)・出来ないように環境を変える
    ②実践
    続けるかどうか決める→最終目標・スモール目標を決め周りに公表する→行動は「何を」「いつ」「何回」出来た時のご褒美、出来なかった時のペナルティまで決める→チェックする(フィードバック)
    ③ビジネス
    ABCモデル:AがあるからBをやった結果Cとなった
    want to do>have to do want to doの人は自らご褒美をあげている
    仕事ができない人は「やり方」が分からないか「続け方」が分からないか
    「やり方」:行動を分解してチェックリストにする
    「続け方」:ごほうび(個性に合わせて・ポイントカード)ペナルティは一時的である・ご褒美とセットであることに留意

  • 結果を変えるには行動からがお題目(「原因と結果の法則」とリンク)。

    最後に行き着くのはマインドだと思う。どの行動をとることが、その人にとって満足感をもたらすのか。
    目先の利益に満足感を抱くのか。
    将来の利益に満足感を抱くのか。

    ただし、それを感情ではない観点から、客観的に分析した著書だと思う。
    そして、この仕組みを理解した上でマインドを変化させる(変化する)人が行動のできる人になるものと思う。

    リーダーの仕事とは、行動を阻害する要因を取り除くこと、それを排除する仕組みを作ること(チェックリストの効用)。
    有益であった。

  • 筆者によれば、個人の行動は科学によってマネジメント可能だという。ここでいう科学とは、再現・検証可能であるということだ。つまり、とことん客観的でなければならない。

    一般的に個人行動のマネジメントというと、「やる気」や「モチベーション」などあいまいで抽象的なことばで片付けられてしまうことが多い。このような言葉は一見個人行動にポジティブな影響を与えると思いきや、主観的であり抽象的であるために、言われた本人はどうすればいいのかが分からなくなってしまうのである。従って、真に個人行動をマネジメントしたいのであれば、科学的にそれを説明し実行させなければならない。

    以上の問題意識を前提に、本書では個人行動におけるABC理論(選考条件、行動、結果条件)の三つに分解し、それぞれにおいて個人行動を促進/疎外する要素を見出していけばいいということを主張する。この提案は非常に具体的であり、誰が読んでも普段の生活に取り入れやすいものだ。そこらへんに売っている自己満足な主観論を語る「啓発書」よりよっぽどポジティブな効果があるだろう。

    以上の内容を持つ本書だが、いかんせん文章が無駄に長い。愕然とするのは、終章の4ページほどに簡潔にまとめられている内容を、ダラダラと無駄に引き延ばして書いていることだ。これは本の厚さを増したいだけなのか、それとも筆者の作文能力の問題かは知るよしもないが、本書を読む場合、飛ばし飛ばしかまたは終章だけ読めば十分だろう。

  • 分かったつもりになっているが、続かない行動がいくつかある。ネットも活用して、再チャレンジしてみるか

  • 目標設定、計測、フィードバックなど、その他の本にも書かれているようなことを示しているけど、堅苦しくなくて読み易いです。
    結果だけでなく行動も計測する、という点はその他堅苦しい本にあったか思い出せないけど、なるほどと思った。
    先日読んだばかりの「王様の速読」っぽく読めば、見出しや太字になってる部分中心に押さえることでかなり速攻読み終わるボリュームですが、前向きになれる本です。
    続かないのは、性格ややる気の問題ではなく「続け方」を知らないだけとか、人生を考えるとどんなことを思い考えたかよりもどんな行動をとりどんなことをしたかの方が価値がありそうなので、「続け方」が分かれば良いことがある、とか。
    後、思い出せるキーワードっぽいのは、ABC(antecedent, behaviour, consequence)、MORS(measurable, observable, reliable, specific)、不足行動と過剰行動、ターゲット行動とライバル行動、あたりですかね。

  • 何かを始めようとして、すぐに挫折した経験はありませんか?

    この本は、実践すればすぐに効果が出る行動科学マネジメントの入門書。大体の概略がよくわかった。

    行動科学マネジメントとは、一言で言えば「続ける技術」である。
    ビジネスでも生活でもダイエットでも、何にでも応用が利く。

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著者プロフィール

社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。米国行動分析学会ABAI会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。日経BP主催「課長塾」講師。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジし、「行動科学マネジメント」として展開。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法は、短期間で組織の8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。

「2022年 『行動科学のビジネス手帳2023 ネイビー・見開き1週間週間レフト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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