導きの星 2 (ハルキ文庫 お 6-3 ヌーヴェルSFシリーズ)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.79
  • (26)
  • (21)
  • (41)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 277
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894561250

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ネズミ型宇宙人がたどる歴史は陰惨で、人間も同じと気付かされる。

  • オセアノの行く末が今後どのような展開になるのか楽しみです。又、人類も目標を見つける事ができるのでしょうか?
    星間流通企業も極秘にETIと接触を持ち今後益々、話が盛り上がりそうです。

  • だんだん地球人の社会と似てきたオセアノ人達。良い方に導いてるのか悪い方に導いてるのかよく分からないがとりあえず進化はしている模様。
    でもどうしてわざわざ導いてやる必要があるのか、この物語の趣旨がⅡ巻まで読んでもまだよく分からない。

  •  ここにきて地球人の外文明観察官は、宗教の勃興と共にとうとう神に祭りあげられてしまいますw ……まぁ、歴史上のターニングポイントに現れて、彼らから見れば「奇跡」のようなことをやってしまえばそれは当然「神」となるわけですが、この巻の終盤で近代科学が発達し、宗教の絶対性が打ち砕かれた後にどのように「神」の扱われ方が変化していくのかはなかなか見物です。
     それに、黒皮族の住む北限列島のうち、唯一白猛族が手中に収めた島であるウハリルがまた政治地理学的に面白そうなところで是非行ってみたい!w 冷戦下の香港みたいな感じでしょうかね。

     あと、外文明支援省の裏で動く様々な集団の様子もこの巻では垣間見え、いよいよ物語の大枠が浮かび上がってくる、そんな感じです。

  • スワリスの宗教誕生、神様は当然司達になっちゃいますよね。そして、近代技術に。文明の発達を導く文明支援、SFの面白さを十全に感じることが出来る傑作ですね。そして折り返し地点。後半の物語にも期待してます。

  • 小川一水が贈るハートフル・ファースト・コンタクト・SF。


    人類の進化の模倣を急速なスピードで成し遂げた「スワリス」。

    終末へ向かう人類の思惑は現地の調査員には伏せられ・・・。

    謎めく展開は何処へ向かうのか?

  • 『物語』の真髄ここにあり。

  • 導きの星〈2〉争いの地平
    人類の歴史をなぞって。

  • 登場人物が増え、物語のスケールも一気に広がってワクワクする。色々と裏がありそうで続きが気になる。美娟とは何者か。


  • シムアースinライトノベル第2弾。
    世界史の授業は読書に求めてないのだが。
    淡々としすぎて今後が心配になってきた。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川一水の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×