人間の証明 (ハルキ文庫)

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著者 : 森村誠一
  • 角川春樹事務所 (1997年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563476

人間の証明 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」のキャッチコピーで40年前に有名になった小説だ。都内の高級ホテルで黒人男性の刺殺体が見つかったことから物語が始まる。遺留品と思われる古い麦わら帽子、西条八十(さいじょうやそ)の詩集から、細い糸を辿って容疑者にたどり着く。物語の展開だけをとらえると非現実的な記述が多く、なぜあれほど流行したのか不思議な気がした。解説で北村薫氏が「戦後混乱期の女性の隠された過去を核にした作品」と書いているのを読んで気づいた。戦後72年が経過し、当時の混乱や女性の置かれた状況が遠い過去になってしまい心に響かなくなっているのではないか。あるいは現代の鬼母のあまりのひどさに「人間の証明」となる自供はあり得ないと感じてしまったからだ。流行した当時は、戦後直後の日本の悲惨な社会状況を、多くの人が鮮明に記憶し、かつ人の情を持っていたのだろう。

  • 有名な作品なので読んでみた。
    骨太な作品かと思ったら意外とフツーのサスペンスだった。

    ちょっと時代背景が古いから古臭くも感じたなぁ。
    セレブが自分の過去を隠すために隠し子を殺した、という、ストーリーは本当平凡だったな。

    人間の証明ってタイトルが仰々しいのか。
    人間の心に訴えて犯人を捕まえたからこのタイトルなのはわかるけども。

  • 『人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明人間の証明』

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  • やはり面白かった。
    西条八十の詩がすごく叙情的で心にしみる。
    この詩をキーにして棟居と被害者の心情がシンクロしていくのがいい。
    気がつくと読者の自分もその流れに同調してしまってて、棟居と被害者と自分の三者の想いが勢いになって一気に読み進んでしまった感じだった。
    家族と過ごした暖かい想い出を麦藁帽子の詩が呼び起こすのだろうか、多くの人の心をひきつける魅力がわかった気がした。

    本来のミステリーとしての謎解きへ進んでいく方向性が、
    いつのまにか、「人間の証明」を希う方向性へとすり替わる、まではいかないが二つの目的を持ってラストへ進んでいくようだった。

    伏線のしまい方が意外性があったけどそこまで結び付けなくてもとも感じた。
    一方で登場人物全員に救いが残されていなくて、残酷であり結構現実的だった。

  • 最後が印象深かった。話がどんどん繋がっていって面白い。

  • あまりに有名で読んだことがあったつもりだったけれど、どうやらなかったらしい。。
    (途中まで読んでたぶん放棄したんだと思う。途中まで知ってた)
    はぁぁ、そうつながるのかぁ…っていうね。
    最後に救いがあるというか、母親らしさ、が残っていてよかったと思った。
    涙が止まらない、というのとは違うけれど、深く考えさせられる話。

    最近、ミステリーと呼ばれるような分野もすきになってきた。
    (08/08/25)

  • アメリカは人類の坩堝。
    証明シリーズの中で一番いい。

  • ドラマ化されて話題になっている小説なので
    マスコミに踊らされていると納得しつつ読んでみた。
    一言でいえばとにかくおもしろい!お勧め。

    初版は昭和52年。その時代から見たアメリカの
    闇の部分が克明に描かれていて読み応えがあった。
    奇抜はトリックなどはなかったが非常に
    ひきつけられる一冊だった。

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