果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

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著者 : 小松左京
  • 角川春樹事務所 (1997年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563698

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果しなき流れの果に (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 名作であり古い作品ですが文体に古さは感じません。

    断片的に語られていくスタイルに慣れることができればあとはもう脳みそをパカっと開けて階梯を登って行く快感が待っています。

    SF小説に対する自分の許容範囲や固定概念を突き破ってくれた。

  • 「無数の世界を渡り歩き、前半部に配置されたエピローグに至るまで、虚しさと無限が美しく絡まり合う。通勤電車の中で読んでいて、ふっと思考が頭のてっぺんから飛んでいきそうになった。」

  • 自分が小6か中1の誕生日プレゼントとして「日本沈没」を買ってもらった記憶がある。その頃にこの作品まで手を伸ばしていたら,自分の人生は変わっていたかもしれないと言うのは大袈裟だろうか。

  • 墓場まで持っていく。持って行ったあと、時空を超えた人たちがこれを発掘したらおもしろかろう。

  • 小松左京の数多ある作品の中でもベスト・オブ・ベストの最高傑作にして、日本SFオールタイムベストの常連作品。
    「日本沈没」が最も有名だが、小松左京でなにか一冊だけ読みたいなら、これを読めば間違いない。
    「2つの」ラストがリンクした時に拡がる光景と、読後感は最高傑作に相応しい。

  • 引き込まれてグイグイ読んでしまいました

  • この壮大さは『星を継ぐもの』に匹敵するのでは?!。並行世界、時間旅行。だけでなく、SFと聞いて思い浮かぶほぼすべての要素がこの一冊に詰まってるんじゃなかろうか。とにかくスケールの大きくて面白く読んだ。でもなんとなく、SF入門として勧められる本ではなく、一通りのパターンに慣れて(?)いるSFマニア向けなんではないかな(笑)という気がする一冊でした。「学問全体が魔法に近づいてくる」と言う台詞は落合陽一『魔法の世紀』を思い出した。史実に基づく小ネタにも驚かされ、つくづく知らないことが沢山あるなと思った次第です。

  • 小松左京の作品ははじめて読みました。
    某サイトで代表的な作品としておすすめされていたので購入。

    序盤は、設定や魅力のあるキャラクターたち、思わず線を引きたくなるような台詞によって、物語へ引き込まれました。
    ですが、中盤、とにかくよみづらかった。。

    あとがきにて本人も語っておられますが、とっちらかってます。
    正直、まとまりはないです。SF小説とは本来そういうものなのかもしれませんが、あまりにも話が飛躍、専門的な用語が多すぎて、僕の頭では、到底この作品を評価することはできないな、と思いました。

    ただ、時間軸とか三次元、四次元、という考え方や、宇宙とか、そういった物の見方には刺激を受けました。

    ただ、小松左京作品初読のひとにこれをおすすめするのはナンセンスだと思います。笑

  • 壮大なストーリー。
    ひとりの女性の平凡な一生と、ひとりの男性の希有な人生が交わるところでゾクッとした。
    時間の捉え方が凄い。

  • SF小説ですが、とても40年以上前に書かれたとは思えません。ぶっ飛んでいます。マトリックスをかるく超えています。時間と空間を、ここまで大きく使った小説で、これ以上のものにはめぐり合ったことがありません。

  • 予想以上の壮大さに疲労。

  • 途中は面白かったけれども、やはり最後が理解しづらいかなぁ。まぁ、わかることはわかるんだけども、「光瀬龍:百億の昼と~」と同ジャンルであり、アプローチ法が違うのかという点で。。。でもなぁ、伏線の回収はされているのだろうかさえわからなかったなぁ。そして、読み返す気にはなれないなぁ。
    読んでてメンインブラックの最後とかラーゼフォンが思い出された。

    疾走感もあって面白いしワクワクはするんだけど、何か読後感がイマイチだった、と思う。

  • 日本のSFアニメ、ライトノベル、コミックなどの作品の源流のひとつに違いないと思います。
    人物描写などに皆さん引っかかっているようですが、個人的には全く問題ない。
    スピードについてゆくのがやっとでそこまで気にしてる暇がない。
    そして、なぜか中毒誘引文章。
    先を読まずにはいられない感じが凄まじいです。

  • 資料番号:011237658
    請求記号:F/コマツ

  • 説明的だなぁ……と思ってしまった。

    警察が消えた野々村について語る場面で、警官が「王家の谷」という言葉を発する。ちょっとひっかかるところだ。ていうのは警官っていうのはあんまりアカデミズムの方面に明るくないっていう先入観があるから。
    まあさらっと流せばいいものを、警官は「こんな話が好きでよく読むんです」なんて言い訳をいい、それを聞いた「佐世子は、自分が彼の言葉におどろいたのをちょっと恥じた――」てなことを書いている。

    この場面により、作者は警官っていうのは基本的には「いろんな本を読み」もしないし「いろんな趣味をも」たないと思っているのだろう、ということが明らかになってしまってる。

    何かそんなしょーもない意見を、作者のおそらく意図しない形でぽーんと出てきちゃうと、あんまり物語に集中できなくなっちゃうんだ。

    物語は徐々に壮大なものになっていく。時を越え空間を越え我々の膨張する宇宙とは反対の、収縮する宇宙の境界にまで話は進む。解説に「虎よ、虎よ!」って出てくるけど、あれもいまいちピンとこなかった。

    あー、あと描写がピンとこなかったんだ、くどい。

  • SFを好まない理由がタイムスリップに納得がいかないからで、それ以外にも全編を通して納得できないことが多かったのでやっぱり苦手。
    パズルのピースをはめていくようにぱちりぱちりと筋が繋がっていく感覚は久しぶりに気持ちが良かった。

  • 「百億の昼と千億の夜」と内容がごっちゃになる、でも問題無い気もする

    両方共時間と上位の概念を相手にした作品だから

  • 3度目の挑戦。国際線の飛行機という逃げられない状況で、ようやく読了。角川の緑版で読了できたのは喜びたい。それにしても、なんでまたあの人があんなことをしていたのか、やっぱりよくわからなかった。いつかまた読みたい。なお、時空に関する比喩は、レイコフ(認知言語学)を思い出した。小松左京の方が発想は先だろう、やはり。

  •  冒頭からいきなり飛ばしている。
    白亜紀、一匹のティラノザウルスが覗いた洞窟で電話が鳴っている…という何の悪ふざけかわからない始まり方。
    そして舞台が現代日本に移ると「いつまでも砂が落ち続ける砂時計」が「古墳の地下の地層」から出土したときたもんだ。

     もうこれだけで時間SF好きにとっては頭がクラクラするほど興奮するのだが哀しいかな、これら魅力的なガジェットが作中で有効に使われているという気があまりしない。
    もちろん作品の壮大無比なテーマからすればこんなものはマッチ箱ほども重要ではないのだろうが、「ミステリー小説における重大な証拠品」のようなものであると期待していただけに少し拍子抜け。

  • 小松左京が綴る壮大なSF大河。日本のSF小説の中で最高傑作だと個人的に思っている。「時空」や「宇宙」をテーマに最後まで結末をよませない文章は圧巻の一言。

  • 日本にこんな野心的なSF小説があったんだ。不勉強でした。疾走感がなんともいえない。駄洒落ですが失踪感も溢れてます。

  • 永遠に砂が落ち続ける砂時計。
    砂時計を追う謎の男。
    洞窟の壁の中から聞こえる足音と電話のベルのような音。
    そして砂時計に関わった人々は・・・。
    謎が謎を呼ぶプロローグから一転。
    時空を越える壮大な戦いが繰り広げられ、ドラマチックなエンディングへ。
    難解なところも多かったが、ワクワクしっぱなしだった!

  • 第一級のSF作品とは、作家の比類なき想像力と、ディテールまで緻密な世界観の設定があって、その上で人物描写にも奥行きがあって、なおかつカタルシスが収斂されていくものだ。と勝手に定義してみる。

    人物描写にやや物足りなさを感じるのは、これほどのスケールを文庫一冊分のボリュームにまとめるスピード感とのトレードオフ。

    それでも40年以上も前に、しかも当時30台半ばで書き上げたという事実からして、これはやはり今に語り継がれる第一級のSFとしか言いようがない。

    この想像を絶するストーリーを少しバラしちゃうと、恐竜の時代から始まっていきなり現代に飛び、軌道エレベーターのある近未来になって、あれよあれよといううちに滅びつつある地球に異星人らしき奴らがやって来て、逆行宇宙とか時間機とか大変なことになり、なんか知らんけど超意識とやらが融合して、そして落ちつくところに落ちつくといった感じです。

    読者の脳を激しく揺さぶる内容。若干めまいがする。

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