戻り川心中 (ハルキ文庫 れ 1-1 連城三紀彦傑作推理コレクション)
- 角川春樹事務所 (1998年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894564107
感想・レビュー・書評
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夕萩心中
最初は恋愛の話で進めていくが徐々に壊されていき
最終てきには別の話になっていることに驚く残っているのは但馬夕の思いだけであることが切ないなと思う。
花緋文字
前半まで主人公の妹と主人公の友達との不倫に主人公が嫉妬する
主人公の物語であるが後半からガラッと変わって
最初から主人公の企みの中で事が進んでいたことに驚いた。やっぱり最後は暗さが残って終わるのが蓮城さん
の作品だなーって思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初に提示された枠組みが、ずらされて思わぬ絵を見せてくれる短編集。
色彩があざやかで、読後も情景が残る。 -
文章の力を思い知らされる。
暗い時代にに男女の情念が絡み合う。
そして突然、男女の悲恋の物語が一気に反転し、驚愕の真実が闇の底から浮かび上がる。
偉大なる巨人がミステリー界に存在し、今は失われたことに愕然となる。 -
図書館にて借りる。初連城作品。端正な美文とはこういう文章の事か。
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このハルキ文庫版は光文社文庫版の『戻り川心中』と『夕萩心中』に収録された花葬シリーズ8作を一冊に納めた完全版。光文社版『戻り川心中』にはない三作品全てレベルが高いので、絶版で入手しにくいかもしれないがこのハルキ版を読むことを強くお勧めしたい。光文社版を二冊読むでもいいかもしれないが、ハルキ文庫版の掲載順の通り発表順で読む方が良いと思う。個人的には白蓮の寺と花緋文字が好き。
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連城三紀彦の「花葬」シリーズ。しっとりとした恋愛と衝撃的な犯罪の融合……。面白いです。