謀殺のチェス・ゲーム (ハルキ文庫 や 2-11)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894565272

感想・レビュー・書評

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  •  ゲーム理論を取り入れた点がかつては新しいと評価されたようだが、それを置いておいても、この物語はスリリングで面白い。ゲームの駆け引きもアクションも最高。途中、登場人物の一人が、断崖に一人で木を使って橋を架けるところなんか最高にかっこよかった。

  • 先の読めない頭脳戦がとにかく圧巻。雪山でのトレーラーの追跡場面は白眉。主人公の男女が余計だったかも。設定にもっと必然性があればよかったのに。

  • 高校の時によみました。是非に、2時間ものとかで映像化してほしいと思ってました。
    今よんでも、面白いと思うなぁ。
    是非に、映画化希望^^

  • 日本全土を舞台にした逃走と追跡のアクション長編。
    最新鋭ヘリコプターをめぐる攻防に、ヤクザからの逃避行を続ける若いカップルの描写が挟まって、いい感じに緊迫感が増す。
    特にヘリコプターを追うパートは、追うのも追われるのもプロなので、どちらが勝つのか最後まで見当が付かない辺りが絶妙。
    ありがちな作品だと追うほうが正義で最終的には勝つように出来てたりするんだけどね。
    お互いが先を読み合うコンゲーム的な展開が面白い。

    んで、後半はサバイバルのプロ・立花と在野の殺人マシーン・佐伯の戦いがすべてを食ってしまう。
    ヘリ対超大型トレーラーのアクションシーンは燃える。
    前半の頭脳戦とはまったく違う面白さがある。

    締め方は突如さわやか。
    唐突と言われればそうかもしれないけど、尻切れトンボと言う印象はなく、むしろめでたしめでたしという感じかな。

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著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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