宇宙救助隊2180年―宇宙年代記全集〈1〉 (ハルキ文庫)

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著者 : 光瀬龍
  • 角川春樹事務所 (1999年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894565333

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宇宙救助隊2180年―宇宙年代記全集〈1〉 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 日本SF短篇50 Iで光瀬 龍の面白さを再認識。本屋さんを探してみましたが無い!99年に刊行されたハルキ文庫の宇宙年代記全集を古本屋さんでGET。

    このシリーズは62年から79年にわたってSFマガジンに連載されてきた作品を設定年代順に編集されたものなので、発表順ではありません。共通しているテーマは、敗北の連続、諦観、無常、負けても負けても立ち上がるしぶとさ。誰の言葉だったか「われわれが偉大なのは、倒れないからではなく、倒れても立ち上がるからだ」に共通する、力強さが奥に隠れている作品群ではないでしょうか。いまいちぴんとこないものも混在していますが、どれも味わい深い作品です。高度成長期の日本の姿が透けて見えるきがします。

    連続して読むのではなく、一遍一遍ゆっくり味わうのがしみる読み方だと思いました。日本SFもいいなぁ。

  •  昔々読んだある雑誌の記事で、いまだに心に残っているものがある。それが、この宇宙年代記に登場するサイボーグと、山田風太郎の「忍法帳」シリーズに登場する忍者を比較して論じたものだった。忍法帳シリーズはたくさん読んだけれど、宇宙年代記をまとめて読むのは初めてだ。

     思ったよりもサイボーグは出てこない。が、出てくると確かに忘れられない悲哀を感じる。この暑い中なのに、ちょっと寒くなる。それはたぶん、宇宙という限りない広がりの中における、人間という存在のちっぽけさから来るものだろう。こういう話をすると、「ちっぽけだけど…」と逆説の言葉をつけて、「輝いている」なんてつなげたいところだけど、作者はそれを赦さない。ただひたすら小さく、小さく、小さな人間が、限りない空間の中で勝手にあがいているのである。その姿が、冷え冷えと美しい。

     名作の名に恥じない、すばらしい連作短編である。
    2006/7/12

  • たとえ遠い未来の宇宙が舞台であろうと、生きるということは、決して華やかなものではないのだ。

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