- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894565708
感想・レビュー・書評
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【献本+招待券プレゼント】"GOZO"読んで美術館へ行こう!2016年6月7日-8月7日東京国立近代美術館『声ノマ 全身詩人、吉増剛造展』豪華献本+招待券15名様プレゼント!【2016年5月30日まで】
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時代が最も大きく折れ曲がった60年代に登場し、「ぼくの眼は千の黒点に裂けてしまえ」と、鮮血のように熱く孤独な詩的シーンを疾走する詩人・吉増剛造。存在そのもの、行為そのもの、想いそのものが鮮烈な言語の体験となり、日本語のあらゆる要素を駆使することで、無限なる詩的宇宙を組み立てる。さまざまな都市や原野を移動し、ジャンルや境界を越える詩人の代表的な青春詩篇を集め、さらに写真作品やオブジェも紹介する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉の羅列、韻律、比喩、修辞。
詩は詩でしか表せない世界があると感じさせる詩人の一人だ。 -
今尚、活躍する詩人。難解かつ長い詩篇が多いが各代表的詩集から選りすぐっているので入門的作品集でもある。
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60年代の日本全体が熱い時代、若者文化やサブカルチャーが熱狂的に変化しつつある時代に書かれた詩の作品集。
意図的に編集されているので、全体でよく考えられた一つの作品になっている。
ところで、優れた作品を読んだり見たりすることは、こちら側の人間にも能動的に関わることを要求するーーたとえ拒否するにせよーーもので、この作者の溢れ出すエネルギー・情熱を受け止めるには、時代の背景や、個人的な思い入れを必要とすると思う。
見もふたもない言い方をすると、今の私にはエネルギー不足で消化しきれんとです。
もう少し若い人が読んだら、本当に良い本だと思う。 -
編者の方によれば、詩人・吉増剛造の「青春期」にあたる作品群が収められた詩集。といっても30~40代に書かれているのだけれども、「青春」という言葉にふさわしい、清冽さと激しさ、そして、浪漫に満ちていた。日記形式の『航海日誌』も収められており、詩人の人となりがうかがえて、興味深い。
詩人にかかると、言葉は、とても自由で、立体的で、時空を一瞬に曲げられも超えられもするものになるのだなあ。
あと、『王國』という詩で反復される「古代殺人列車」という言葉が、意味全然わからないのに、どうにも気になってしかたない。 -
キリンジの「ニュータウン」って曲が、吉増剛造の「野良犬」って詩に似てるって聞いたから古本屋で探して買った。詩の内容は、似てなかったけど堀込高樹氏はこの本読んで作詞したのかもって〜。なんか、好きなミュージシャンが読んだ本を読んで、自分も同じ世界観に浸るのって、いいよね。吉増剛造の世界観には浸ることできなかったけど・・・ヨシゾウタケゾウで覚えたけど、ヨシマスゴウゾウだったのね。
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初期の感情と思考の生々しい吐露から、言語の実験場としての詩の前衛性を推し進めていく過程が面白い。構成もだんだんタイポグラフィカルになって行く。