- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894567092
感想・レビュー・書評
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第三話の「自殺名所の管理人」の話が怖いとどこかで聞いて、読みたくなり購入。
有名な断崖絶壁の自殺の名所で、自殺者が入ってきたら止めるという泊まり込みの高額アルバイト。10日で20万だけど、途中で辞めたら一銭も入らないという条件なのは、どうも今までのアルバイトが続かなかったゆえの苦肉の策らしい。
……と舞台装置だけで十分怖いけれど、日に日にエスカレートしていく怪異が恐ろしすぎた。
ほかの実話怪談本はゾッとするのは一冊に2、3話ほどなのに、著者のはどれも怖いのだ。たぶん描写が細かいからだと思う。全てが実話だとは思わないが、それでも読んでると背中を壁につけたくなると言うか(笑)、背後が怖くなるので、それは著者の筆力だと思う。
「覗かれている」「おじぎ人」「後ろの少年」「二階のないマンション」「小包」「五右衛門屋敷」「プライベートテレカ」「唄うゴミ袋」が個人的に怖かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛び飛び手に取った巻から読んでたので、改めて1巻取ると期待しかなかった。
平山夢明さんは怖い本シリーズ?でしか読んだことないが、本当に読みやすい文章で、程よい怖さがたまらなく良い。数ページのショートだからとかではなく読みやすく、入り込みやすい。
どこかで聞いたような話?前にも違うところで見聞きしたですって?別にそんなこと良いじゃないですか!それはそれ、こちらはこちらでまた違った面白さとで会えるならページをめくるしかないでしょう!
人によって語る長さ違うだろうに、どれも同じくらいのページ数に収めて、かつ中身も申し分なく不思議で怖い…私は夜中のお風呂時間に湯船にゆっくり浸かりながら、ラジオを小さめの音で流しながら読んでます。
不思議な体験では、蝶のバス・カナダで釣ったもの・おみくじ嫌い・福禄寿の話
怖かった話では、自殺名所の管理人・戻ってくる手紙・五衞門屋敷・シヅさんの布団 -
怖いお話は癖になる。
次から次へと読み進む。 -
面白かった。平山さんに近い話が多く、楽しめました。
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実話を集めた話らしく、リアルに想像すると怖いので
創作だ、創作だと思いながら読みました。
短い話なので気軽に読めます。 -
幽霊は見たくないなぁ。できれば見ずに済ませたい。
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【可愛い怖い話したち】
小さい合コンの二次会で場所と名前を変えれば盛り上がれるような話。短いのもいい。 -
怖すぎて…というよりも、かなり不快で挫折。起こったことを淡々と述べている文章で、心情描写などは全くなかったので、面白くなかったのもあります。
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怖い中で印象に残っているのが、八卦見をしてはいけない血筋に生まれた人の話と、五右衛門屋敷の話。
全体に怖い、確かに。そのなかで違和感を覚えたのが上記の話。