高台にある家 (ハルキ文庫)

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著者 : 水村節子
  • 角川春樹事務所 (2001年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568440

高台にある家 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 5歳の時3ヶ月間預けられた叔母一家の住む横浜の西洋趣味に彩られ、富裕な「高台にある家」。その家を憧憬し、複雑な過去がある芸者上がりで無教養な母と24歳年下の父との貧乏な生活の中での矜恃となる。女学校を卒業した後、叔母一家の家へ花嫁修業の形で共に住む事になり、沢山いる異父兄弟姉妹や父の庶子である事を忘れ結婚に薔薇色の夢を描くが、戦争の始まりと終わり、夫の無理解により打ち砕かれる。母に対する愛情と憎悪の表裏一体の感情が赤裸々に語られる、『本格小説』や『日本語が亡びるとき』の著者、水村美苗の母堂が書いた自分史。

  • 2009.10.13. 著者の自伝的物語。それにしても、恐ろしいほど入り乱れた血縁関係。そんなのってありなのか…と、呆然となるほどの。母が元芸妓で、父が違う兄弟(後々に判明してくる)が4人。その父も、今の時代では尋常ではないし。実の父は、結局浮気からそっちの女へ流れちゃうし。もう、ここでは説明しきれないほどです。その関係を追うだけでも、おもしろいとも、言えるかも。自分が"庶子"だということに、強いコンプレックスを持っている節子(著者)は、非常に自我が強い。著者の娘のよって書かれたあとがきも興味深し。

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