三国志 (2の巻) (ハルキ文庫 き 3-2 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.88
  • (196)
  • (203)
  • (253)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 1858
感想 : 115
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568754

作品紹介・あらすじ

繁栄を極めたかつての都は、焦土と化した。長安に遷都した董卓の暴虐は一層激しさを増していく。主の横暴をよそに、病に伏せる妻に痛心する呂布。その機に乗じ、政事への野望を目論む王允は、董卓の信頼厚い呂布と妻に姦計をめぐらす。一方、百万の青州黄巾軍に僅か三万の兵で挑む曹操。父・孫堅の遺志を胸に秘め、覇業を目指す孫策。そして、関羽、張飛とともに予州で機を伺う劉備。秋の風が波瀾を起こす、北方"三国志"第二巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とにかく面白い。どんどん人がそれぞれ集まってくる感じが最高です。三へ

  • やはり、著者は呂布が好きなのだろうなぁ、と感じさせる呂布像。赤兎と呂布の繋がりが愛おしく、月日の流れるのが無情に感じる。人も馬も歳をとる。時代は流れていく。
    なかなか話が進まず、少しまどろっこしく感じるが、いよいよ英雄たちが出揃ってきた感じ。

  • 簡単に人が死んで時間も1行で一気に進み、今の現実世界とかけ離れまくりファンタジー性を帯びて面白さが増し増しです。濃いキャラクターだらけでくんずほぐれずで僕の中の男性ホルモンが活性化しました。

  • 曹操が青州黄巾族を破り、孫策が袁術と袂を分かつ。徐々に話が動いてきた第2巻。
    袁紹、公孫瓚あたりが誰にどう倒されていくのか記憶にないけど、次の巻ではそろそろ絞られてくるのかな。
    面白くなってきた。

  • 相変わらず曹操が熱い。
    が、読み終えた時、一番印象に残ったのは呂布だった。

    戦好きで、獣のような豪傑かと思っていたが、そうでなかった。
    瑶や赤兎には、この上ない愛情を注いだ。

    地位や名誉、財に、女。
    俗人が欲する物には、さほど関心を示さない。

    愛妻と愛馬
    麾下の五百騎
    戦での勝利

    それが呂布奉先の全てだ。

    二巻の主役は呂布。
    そう思えるほど、呂布の印象は強くのこった。

  • 董卓があっという間にいなくなり、群雄が各地で力をつけ始める巻。まだまだ登場人物は少ない。

  • 短文をたたみかけるようにすることで、文章に勢いとリズムが生まれている。戦場の描写では、スピード感があり、心地よい。
    法学部出身でこの文章のスタイルとは、よっぽど法律の世界が合わなかったんだろうなぁ。

  • 引き続きの2回目読書。
    ようやく段々面白くなってきた。
    主人公の劉備のなんとも成り上がらなさったら‥。
    そうそう孫策、孫権、周瑜、趙雲が好きだったことを思い出す。

  • 主役が揃ってきたという雰囲気。

  • ふうむ”5W1H”の説明がとても不親切な北方三国志。いったいどこが面白くてこれだけグングンと止まらずに読み進められるのだろう。
    読書中の一旦停止の要因には色々あって,トイレとかのどが渇いたとかLINEが来たとか他の用事が発生した場合がまあ大半。加えて僕の場合には読んでいても意味が取れなくなって字ズラを追っているだけの状態になる事があってその時は一旦書を置いて歌など歌ってみたりするw。北方三国志はこの字ズラを追っているだけ状態にはとてもなりにくいのだと思う。回りくどく云ったが要するに面白いのだ。回りくどい読感文でどうもすまなかった。
    第一巻の読感文にテレビアニメを観たからという旨の事を書いたが北方三国志とはストーリーが大きく違うじゃじゃないか。まあでもどこがどう違うなどという些末な事は放っておいて新しい物語だと思うことにして第三巻へと移ってゆこう行こう。

全115件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
北方 謙三
北方 謙三
北方 謙三
北方 謙三
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×