ヒガシくんのタタカイ (ハルキ文庫 む 2-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.20
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本棚登録 : 121
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569751

作品紹介・あらすじ

「家族って、大変だなあー」ヒガシケイタくんは現在、私立中学の三年生。サッカーが大好きで、成績は中くらい。特別、目立たないが、女子生徒にはもてるほう。幼稚園からエスカレーター式の学校で、比較的のんびりとした生活を送っている。が、両親の離婚、再婚、わがままな彼女、将来への不安…と悩みは尽きない。ケイタくんをはじめとするヒガシ家の人々の日常生活における機微を鮮やかに描き出す、長篇家族小説

感想・レビュー・書評

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  • 母親、父親の再婚相手とその娘、告白してきた女の子…
    自分はどうしたらいいのかわからない、何がしたいのかもわからないのに。
    どうしても周りに流されてしまう結果、惨めな思いをしたり…
    一方で親友は自分の道を貫いている。

    中学生という多感で思春期の時期に降りかかる出来事に振り回されながらも悩みタタカウ男の子を描いた物語。
    ヒガシくん、充分頑張ったと思うよ。
    軽く読めて面白かった。

  • 中学3年の男子はこんな感じなのか…将来何になりたいか、サッカーは好きだけれどハードな練習は嫌だ、ジャニーズ系、タイプ的に我が息子に似ている気がするせいか、応援しながら読み終えた。わがままな彼女なんかこちらからお断りしてやりなさい、と母目線の感情移入してしまったくらい(笑)
    突然終わったから彼の日常は続いていくのだろうと予想されるけど愛犬ミミがいることで救われた子ども時代、そして彼が高校生になって老犬となっているミミ。日常は続くけどみんな確実に歳をとっていく…

  • ヒガシくんの友人クラタくん以外の登場人物全員に腹が立った。
    あらすじに「家族の機敏」とあったので期待したのに機微も何もあったもんじゃない。
    今だかつて無いほど苛ついた本。
    群さんの作品が好きだったので何だかすごくショック。

  • 2014,3.1
    ちょっと複雑だけど、普通の男の子の日常。
    頑張れ、ケイタ!

  • 【あらすじ】
    「家族って、大変だなあー」
    ヒガシケイタくんは現在、私立中学の三年生。
    サッカーが大好きで、成績は中くらい。特別、目立たないが、女子生徒にはもてるほう。幼稚園からエスカレーター式の学校で、比較的のんびりとした生活を送っている。
    が、両親の離婚、再婚、わがままな彼女、将来への不安…と悩みは尽きない。
    ケイタくんをはじめとするヒガシ家の人々の日常生活における機微を鮮やかに描き出す、長篇家族小説

  • 群ようこの本、何年ぶりに読んだだろ~~。
    なんか昔、読書を適当に読んでたとき、群ようこの本は簡単だからと読んだ記憶がある。
    あれは何だったかな~?
    で、この本もやっぱり、なんか簡単な内容だった。

    ジャニーズ系のヒガシくんが、親の離婚やら再婚やらガールフレンドやらに振り回される生活を書いたもの。

    そんだけ。。。。
    んーーー。こういう内容って感想の書きようがないんだよね~。
    あああ、子供も子供なりに大変なのね。
    ってこと。かな。
    それだけ。。。。
    まぁ、いまどきの子の生活を垣間見たって感じ。

    ま、たまには、こういう内容の薄い本もいいよね。

  • 自分の人生を謳歌する母、丁寧ではあるが自分のペースに引き込む継母、ワガママな彼女。これだけ女に振り回されても腐らず闘うヒガシくん。将来きっといい男になるだろう(笑)

  • 群さんの作品は下手するとどれも同じような展開に思えるのですが、これは面白かった。

  • どこにでもいるごく普通の男の子ケイタの日常を描いたお話。
    家族についてや彼女のこと。相手の機嫌を損ねないようになんでも肯定する。何かについて深く考えるのはめんどくさい。

    母に勧められて読み始めたのですが、主人公のケイタが私の好きな人に似てるというので、なんとなく感情移入してしまいました。
    確かになんでもめんどくさがる男子は中学生には多いですよね。そんなあるあるを中心に楽しめる作品でした。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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