死を招いた保育―ルポルタージュ上尾保育所事件の真相

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著者 : 猪熊弘子
  • ひとなる書房 (2011年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894641686

死を招いた保育―ルポルタージュ上尾保育所事件の真相の感想・レビュー・書評

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  • ○フリーライターの猪熊氏の作品。
    ○2005年に、埼玉県上尾市の上尾保育所で発生した侑人くん熱中症死亡事故(事件)について、被害者のご両親、被告である保育園、市役所等の関係者のインタビューをもとに、その原因や背景を著したもの。
    ○はっきりいって「ずさん」の一言であるが、これが実態なのかもしれない。一つ一つは小さなミス・行き違いに過ぎず、その程度であれば日常にたくさんあふれていると思うが、その積み重ねが一人の幼児の命を奪うことに繋がるということに、意識が向いていないことが分かった。
    ○これは、保育のあり方だけでなく、高齢者介護のあり方や病院のあり方など、「人に関わる仕事」をする人にとっては、常に考えておくべきことがまとめられた本であるといっても良い。(「反面教師」という言い方は適切ではないが。)
    ○性善説に基づいているという幻想が間違いというのは悲しいことではあるが、単なる「モラル」で片付けてしまうのは、それも情けない。

  • クラスメイトに借りて読みました。
    読んでいて、怒りで手が震えました。
    あってはならないこと。
    そして自分の子どもにこんな事が起きたら、生きて行けるだろうかと。
    保育園、保育士…そして保育園に子どもを預けている保護者…だけの問題ではなく、子どもの人権に関わる問題なのだと思います。

  • 保育現場で起こってしまった事件。上尾保育事件の真相から子どもの命を支える人間関係大切を改めて考えさせられます。保育に関わるすべての人に読んでもらいたい。命の重みをもう一度考え、あなたの保育現場ではどうなのか?我が事として考えるヒントが詰まっています

  • ‎4歳児が保育所の本棚で熱中症で死んだ。
    みな担任になるのを敬遠するほど荒れたクラス、 一人一人を把握するだけの余裕もない保育士。
    文句は言ったもん勝ちのモンスター保護者。

    無認可保育室ではない、公立の認可保育所で起こったこと。
    おたより帳に書かれた配慮のない言葉には言葉を失った。
    『信じられない』ではなく、自分も同じようなことしてるんじゃないかと。
    目立たない子ほど放置しがち。 やかましい、体でぶつかってくる子にばかり気を取られてる。 その結果、早生まれの力や気の弱い子が割を食う。 そんな保育になってないか。
    保育の仕組みが大きく変わろうとしてる今、まさに命を預かってる仕事ということを自覚して保育しないと。

  • 園ママからお勧めしてもらい読了。
    猪熊さん、最近メディアでよくお見かけするけど、必要以上に市が悪い!制度が悪い!みたいな文面はちょっと苦手。
    この上尾保育所の児童死亡事件に関しては、重大な原因がひとつあるとかじゃなく、もういろんなところが悪かったんだろうと思う。

  • 同じ保育者として必ず読まなくてはいけない書籍の一つです。

  • いい!

  • 接点がおおく、
    鼓動を感じつつ読み進めた。
    我が子を預けるには
    余りにも放置な保育。

  • 保育ってなんだろうという根幹が元々緩んでいたところ、この事件でさらに露呈したと言う感じがした。
    どの業界も言えることだが世間の考え方、ニーズが変わる事に応えないといけない部分と守らないといけない部分がある。バランスの取り方がむつかしい。
    親に代わり命を守る。とても大切な事なのに、世間では軽んじられる保育。子どもの命を守る事が大切だと本当に思うなら、世間様も親ももっと出来ることがあるのではないか?人を責める事(自分を含めて)は簡単だが、根本の解決には繋がらない。同じような事はまだまだ、起こるだろう。

  • 見落としや見逃し、思い込み。保育だけではなく、人間を相手に仕事をするものとして常に自分を律していかなければとおもった。

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死を招いた保育―ルポルタージュ上尾保育所事件の真相の作品紹介

これは、けっして特殊な事件ではない。どこの保育所でも起こりうる「人災」である。小さな嘘、怠慢、思いこみとすれ違い…日々のひずみの積み重ねが、必然的に子どもの命を奪うことがあるかもしれないことに気付いてほしい。命の重みを背負った保育の質を問う、著者渾身のルポ。

死を招いた保育―ルポルタージュ上尾保育所事件の真相はこんな本です

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