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- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894691827
作品紹介・あらすじ
戦前の教育により、軍国少年だった著者の私小説。
天皇を崇拝することに疑いはなく、敵と刺し違えることもいとわなかった著者。
しかし、戦争により、最愛の女性と引き裂かれ、敗戦を迎える。その直後、ソ連軍の捕虜となり、極寒の北満州で骨と皮だけになり、強制労働を続けることなった。
囚われの身になった日本兵たちは、ほんの些細なことで命をおとしていく。さらに、食べるものもなければ、暖をとることもできない状況に、明日の命の保証はなかった。
何のために戦争が始まったのか、なぜ負けてしまったのか。どうして神風は吹かなかったのか。
戦争さえなければ、仲間は死なずにすんだのに……。
第二次世界大戦の意味を、自らの体験を交え、戦争を知らない世代へありまま、事実を綴った一冊。