生き残る: 関東軍、最後の新兵さん

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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894691827

作品紹介・あらすじ

戦前の教育により、軍国少年だった著者の私小説。
天皇を崇拝することに疑いはなく、敵と刺し違えることもいとわなかった著者。
しかし、戦争により、最愛の女性と引き裂かれ、敗戦を迎える。その直後、ソ連軍の捕虜となり、極寒の北満州で骨と皮だけになり、強制労働を続けることなった。
囚われの身になった日本兵たちは、ほんの些細なことで命をおとしていく。さらに、食べるものもなければ、暖をとることもできない状況に、明日の命の保証はなかった。
何のために戦争が始まったのか、なぜ負けてしまったのか。どうして神風は吹かなかったのか。
戦争さえなければ、仲間は死なずにすんだのに……。
第二次世界大戦の意味を、自らの体験を交え、戦争を知らない世代へありまま、事実を綴った一冊。

著者プロフィール

1926年、福岡県に生まれる。1944年、下関工業高校卒業と同時に、満鉄(南満州鉄道株式会社)に入社。1945年、関東軍に現地入隊。同月15日に敗戦。ソ連軍捕虜となる。1946年、中国鶴岡炭鉱に留用される。1952年、北京人民大学に入学。1957年、武漢市労働組合連合会・公私合営科に就職。1958年、帰国。

「2016年 『生き残る 関東軍、最後の新兵さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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