日本の電気料金はなぜ高い―揚水発電がいらない理由

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  • 北斗出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894740129

作品紹介・あらすじ

山奥の渓谷に人知れず造られる揚水発電ダム。それは広大な土地を水没させ、貴重な動植物の生息地を奪う。ダムは川の流れを分断し、水質汚染や地震など多くの問題を引き起こす。大きな犠牲を払って造られる揚水発電というシステムは本当に必要なのだろうか?素朴な疑問を出発点に、推進する側の論拠を丁寧に検証してゆくと、そこから日本の電気料金全体のからくりが見えてくる。著者は、現在進行中の世界全体のエネルギー業界の変化を踏まえつつ、新しい潮流である自然エネルギーの可能性を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 人生を変えた一冊です。
    工学部の電気電子工学科にいながら、知らなかった揚水発電の事実。電気料金のカラクリ。
    知らなきゃいけないはずの自分たちがまったく知らないことに大きな矛盾を抱き、進路を改めて考えることになりました。
    毎月支払う電気料金について一度考えてみてはいかがですか?結構ショックです。

  • 分類=電気工学・環境。00年7月。

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著者プロフィール

1957東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和のさまざまなNGO活動に関わる。現在「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「apbank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表を務める。現在、立教大学大学院、和光大学大学院、横浜市立大学の非常勤講師。著書(共著を含む)に『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料金はなぜ高い』『どうして貯蓄が行けないの』(以上 北斗出版)、『非戦』(幻冬舎)、『Eco・エコ省エネゲーム』『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』『戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法』『世界から貧しさをなくす30の方法』(以上 合同出版)、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)、『地球温暖化/人類滅亡のシナリオ』(扶桑社)、『おカネで世界を変える30の方法』『天然住宅から社会を変える30の方法』(合同出版)、『いますぐ考えよう!未来につなぐ資源・環境・エネルギー 1~3 』『いますぐ考えよう地球温暖化 1~3 』(岩波書店)、『おカネが変われば世界が変わる』(コモンズ)、『環境教育の落とし穴』(大月書店)、『原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる』(武田ランダムハウスジャパン)、『地方論』(子どもの未来社)など。著者ホームページ「田中 優の“持続する志”」 http://www.tanakayu.com

「2013年 『子どもたちの未来を創るエネルギー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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