物語・オ-ラリティ・共同体: 新語り物序説 (未発選書 10)

著者 :
  • ひつじ書房
4.20
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本棚登録 : 23
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894761568

作品紹介・あらすじ

日本人の深層を「声」を通して掘り起こす。語りの表象とテクストの政治学。

感想・レビュー・書評

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  • いや、これはもうホンマに面白い。「物語」を〈かたる・よむ〉こと、「歴史」を〈かたる・よむ〉ことの持つ意味について、自分が今までいかに考えてこなかったかを思い知らされました。あと、『源氏物語』や『平家物語』をめぐる政治学、なんて話もすごく魅力的でした。今後、私が「歴史」なり「文学」なりについて考える際に、また立ち戻ってくる本になるだろうな、と思っています。(20070128)

  • 古典文学を現代思想の理論もからめて読み解いている試みが面白かったです。当時の物語研究に一石を投じた本ではないでしょうか?

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著者プロフィール

学習院大学文学部教授。研究分野○日本文学・芸能 著書等○『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、二〇〇五年)、『琵琶法師』(岩波新書、二〇〇九年)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫、二〇一一年)など。

「2014年 『『太平記』をとらえる 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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