英語だけの外国語教育は失敗する—複言語主義のすすめ (ひつじ英語教育ブックレット 4)

  • ひつじ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894768567

感想・レビュー・書評

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  • 言語学、英語教育など様々な分野の専門家によって英語教育の姿が語られている。

    「英語の授業は英語で行うこと」が
    価値あることなのか、そうなった変遷、及ぼす影響は何かを語っておりとても興味深かった。

    英語教師として
    「ことばの面白さ」を教えることができる余裕を持って働いていきたい。

    また言語学、英文学、音声学にも触れていきたいと思った。

  • 「グローバル人材育成」を旗印にした英語力育成だけに邁進する教育政策に対し、「複言語・複文化主義」の立場から提案をつづける研究者たちによる4冊目のブックレット。

    専門を異にする四者に共通するのは外国語教育における母語の意義。日本社会において、英語は日常的に使う第二言語ではなくあくまでも「外国語」であることをふまえ、「英語による英語授業」を基本としないこと、口頭でのコミュニケーション一辺倒でなく文字や書きことばを活用すること、などを主張する。

    本書にはシンポジウムと座談会、日本学術会議が出した「提言」を収録。

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著者プロフィール

立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(研究科委員長2002-2005、2008-2010)を経て立教大学特任教授、立教・異文化コミュニケーション学会(RICS)会長(2009-2011)。著書『通訳者と戦後日米外交』(みすず書房2007)(単著)Voices of the Invisible Presence: Diplomatic Interpreters in Post-World War II Japan(John Benjamins, 2009)(単著)『通訳者たちの見た戦後史――月面着陸から大学入試まで』(新潮社2021)(単著)。

「2021年 『異文化コミュニケーション学への招待【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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