- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895001656
作品紹介・あらすじ
えっ!まさか!?こんなドタバタが…みずから起業し上場を成し得た著者だからこそ描けるITベンチャーの本当の姿。雌雄を決する競合との戦い、人材を引き抜き、M&A、IPO、スキャンダル攻撃…知っているようで知らない業界の内幕を活写した傑作痛快長編。
感想・レビュー・書評
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# 書評☆3: 奥さまはCEO | ITベンチャー企業でのリアリティ高めの日常物語
## 概要
- 書名: 奥さまはCEO
- 副題:
- 著者: 鎌田 和彦
- 出版: 2013-04-02
- 読了: 2020-03-23 Mon
- 評価: ☆3
- URL: https://book.senooken.jp/post/2020/04/09/
## 評価
サイバーエージェント社の社長の藤田 普が絶賛しているとの評判をきき,前々から興味があったので読んだ。
人材派遣大手のインテリジェンス社の創業者であり,ベンチャーの経験のある著者により書かれた小説となっている。
内容は,女性のCEOの水田 聡美が率いるITベンチャー企業のクラウド・コネクト社に新卒で入社した鴨志田 正治の2名を中心に,ITベンチャー企業で日常を舞台にした物語となっている。
人材争奪戦やM&A,株主とのやり取り,最後は2名の恋愛模様と後半に行くにつれて内容の展開がよく,すいすい読み進められた。
内容はリアリティの高いものが多く,イメージしやすかった。
人称が正治と聡美とでいきなり交互する場面があり,少々読みにくいところがあった。
書名から恋愛物語になるのかと思ったが,前半部分では一切想定できず,後半あたりから無理やり取ってつけたように感じてしまった。
物語自体も,二人がくっついたところで終わっており,読む前はくっついた後の話がメインかと思っていたので,少々予想外れだった。
## 結論
全体としてはリアリティ高めの小説だった。
藤田 普の絶賛や,レビューの評価が高かったので気になっていただが,少々過大評価に感じた。
そもそも起業家がなぜこんな本を書いたのかなど,謎が多く残る本だった。 -
アマゾンとかのレビューでも高評価だったので読んでみたが、んー、期待はずれ。著者は起業家であることから、物語の内容が三流なのは仕方ないとして、肝心のビジネス的な要素がしょぼい。
ベンチャー企業や外資系企業で飛び交うファンシーな言葉をちりばめているだけで、ほんと中身がない。起業のtipsなんてものはない。著者の体験が基になってるんだろうけど、たとえこれらの話が事実であったとしてもとくに驚きもしない話が続く。登場人物には全く感情移入もできない。場面の切り替わりも分かりづらく、文章にもイラっとする。
起業や経営の苦労や泥臭さみたいのを期待したのがいけなかった。「ちびまる子ちゃん」を読む感じで読んでたらよかったのかも。 -
ビジネス小説かと思いきや、普通に小説としておもしろかった。ベンチャーってすげえんだな。作者が作者だけに、リアルでした。
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フィクションながらも、ベンチャー企業文化を読み取れる感じがする。筆者の経歴ゆえか。
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2018.12.10
面白かった!ただただ面白かった!あっという間に読んだわ!久しぶりの感覚! -
うーん、率直に言って期待外れです。奥付けを見ると、書いているのはプロの著述家ではなくて、はっきり言って素人。ぶれるんですよねぇ。
新入社員の妻が、その会社の美人CEOと言う設定と、タイトルから行って、面白い話を作れるはずなんですよ。タイトルだけ見るとねぇ「ごく普通のふたりはごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でも、ただひとつ違っていたのは……奥さまはCEOだったのです。」的な話にできるはず。でも、筆力が無いのかな、着想が上滑りでした。
残念です。 -
元インテリジェンス社長の鎌田さんの小説。うん、まあ、疲れた時に脳休めとして読むのには良いかもしれない。
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新入社員が入社式に向かう電車でビール飲んでる事に社長は突っ込まない違和感。
本の中盤くらいでタイトルがそういうことか!と思ったけど、ネタバレ? -
楠木建氏の本に紹介されてあったので読んでみた。ちと期待外れ。設定自体は良かったが、登場人物にさほど感情移入ができず。ただこの本の著者はビジネスで成功された経営者なので多才な能力の方だろう。