- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895726863
感想・レビュー・書評
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インド細密画風の絵が素晴らしい。駄目な王様から娘が1つぶから倍々で米粒を貰っていく。日本にもこういう話があったね。
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インドの「算数昔話」である。これがもう、面白いのだ!
ゼロの発見もそうだったが、2の累乗のすごさは、昔からこうして人々を驚かせてきたのかもしれない。
少女・ラーニが王様にお願いしたのは、「一日目はひと粒のお米。でも翌日はその倍ください」。
翌々日も、そのまた翌々よく日も・・そしてひと月経つと、納めた年貢のすべてを取り返してしまうのだ。
けちんぼの王様から、貧しい人々をその知恵で救ったラーニ、あなたは偉い!
おかげでどんどん桁が増えてしまい、後半は数字を読むのにちょっと時間が掛かった(笑)
お話と挿絵のギャップも楽しいところで、インドの精密画が本格的で、とても美しい。
金色と赤が殊に冴えていて、目を近づけてしげしげと見入ってしまう。
日ごとに増えていくお米の描写が素晴らしく、30日目は見開き4ページ分で登場する。
読みながら「おおー!」と声を上げてしまった。
ここだけでもなんとか力を込めて開き続け、子どもたちに見せてあげたいところ。
掛け算を学んでからの方が、より楽しめる一冊。
算数嫌いの子どもたちも、数の不思議さを感じてくれるといいなぁ。
約12分。4年生以上。-
nejidonさん
読み聞かせで高学年の方がやりやすいなんてさすがですね。
うちの子供たちの学校では保護者に読み聞かせボランティア募集...nejidonさん
読み聞かせで高学年の方がやりやすいなんてさすがですね。
うちの子供たちの学校では保護者に読み聞かせボランティア募集していますが、低学年人気で高学年けっこう空いているようです。
私もまだ2回目ですがけっこうおもしろかったのでまた希望出しています。
3年生に化学っぽい本とかないでしょうかね。。
今回が算数の本だったので、星とか「はやぶさ」とか言いのないかと探しているんですが、読み聞かせとなるとなかなかいいのがなくて。2013/12/07 -
淳水堂さん、こんにちは♪
コメントありがとうございます!
選書は楽しいけど、一番の悩みどころでもありますよね。。。
私の場合ただ大きな...淳水堂さん、こんにちは♪
コメントありがとうございます!
選書は楽しいけど、一番の悩みどころでもありますよね。。。
私の場合ただ大きな子の方が好きだというだけで(笑)全然たいしたことじゃないですよ。
この季節で化学絵本というと「ピーナッツなんきんまめらっかせい」なんてどうでしょう?
大人もよく知らない知識がぎっしりで、もちろん子どもたちは興味津々で聞いてくれます。
この本で、今のところハズシはナシです。
あと、少し季節はズレますが「新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断」も、すごく丁寧に描かれた美しい絵本です。
淳水堂さんにもどちらかを気に入っていただけると良いのですが。2013/12/07 -
2013/12/08
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インドの絵本。話も面白く、絵は綺麗、見開きページは大迫力です。
インドのある地方の王から、ご褒美をもらうことになった村娘ラーニは、お米を一日目には1つぶ、2日目には2つぶ、3日目には4つぶ…ともうらうことになる。
小学3年生の絵本読み聞かせで使ったのですが、最初は「ふーん」という感じだったのが、どんどん数が大きくなると興味を持ってきたようです。
30日目はおこめが「536870912」粒になるので、見開きいっぱいに綺麗な像たちが米俵担いでの大行進。これは迫力。「おこめ」という言葉もやわらかでいいんですよね。最後のページには、倍々計算していくとどういう数になるか一覧表もあります。
しかし読む方としてはいきなり「536870912」を見て思考停止。学校に行くときは振り仮名付箋ふって行きました。
--追記--
今度は2年生に使ってみました。 まだ授業ではそこまでの倍々計算や大きな数字は習っていませんでしたが、絵本としても面白いし、「536870912」とか大きな数字は黒板に書いたら「なんかとにかくすごい!」と思ってくれたようです。 -
1つぶ、2つぶはいいとして、何百何千、何万何億のお米を、誰が一粒一粒数えたのだろうか。それが気になる。
途中からおおよその数にしたのかな。袋1つが約何粒だから、今回は袋いくつ、その袋いくつ分がかご1つ分で、だから今回はかごいくつ…って、順々に単位を引き上げて行ったのかもしれない。
そうでないと、毎日きちんと数をそろえたお米なんて用意できないですものね。
読み聞かせにも使えると思います。
お話しの内容的にも面白いし、数の面白さも分かります。
私この、倍々話好きなんです。
ただ、読むときには、つっかえずに数字を言えないと、変な間ができちゃいますね。
最後の億単位のところは、億から始まるって覚えておけばいいのかな。
掛け算を覚える2年生から…と言いたいけど、桁が多すぎるから3年生ぐらいからかなあ。 -
数学を体感できる絵本だと思います。
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最初はひと粒、ふた粒、4粒だったのに、どんどん増えて、途中からはなん粒か数えるのが大変。いちまん、しゅうまん、ひゃくまん、とか、おくとか。
2023/11/18 6歳 -
小3長女に。ラーニが王様からおこめをもらうのですが、1日目には1つぶ、翌日には2倍に、その翌日はさらに2倍…と、どんどん増えていきます。30日目にもらえるおこめの量は、長女が初めに予想していた量より遥かに多くて、びっくりしていました。数だけでなく、絵で見ると量の多さがよく分かるので、より驚いていました。掛け算の導入にもよさそうです。
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3、4年生にぴったりの本です。みんなとても集中して聞いてくれます。そして一生懸命計算しようとします。笑
絵本の仕掛けも「おおー!」と喜んでくれます^^
算数系絵本はこの本と、『王さまライオンのケーキ』が好きです。 -
定番の絵本。久しぶりに読み返したが、絵も美しく魅力的。子どもたちに、数の不思議に驚く経験をどこかで一度はしてほしい。数にふれ始める小学生がよいだろうか。低学年では最後の数字が大きすぎてピンと来ないかもしれない。成長とともに何度か読み返す機会があればよりよい。
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賢い女の人の話
〜高学年
米、数字、夏