1つぶのおこめ: さんすうのむかしばなし

  • 光村教育図書
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本棚登録 : 938
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895726863

作品紹介・あらすじ

ごほうびはおこめ。きょうは1つぶ、あしたは2つぶ、あさっては4つぶ、そのつぎのひは8つぶ、30にちめには…なんつぶ?インドのさんすうのむかしばなし。

感想・レビュー・書評

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  • インド細密画風の絵が素晴らしい。駄目な王様から娘が1つぶから倍々で米粒を貰っていく。日本にもこういう話があったね。

  • 【今週の今日の一冊】「数学の日」によせて。数学の楽しさを発見する本特集 | 絵本ナビスタイル(2024-03-11)
    https://style.ehonnavi.net/ehon/2024/03/11_002.html

    Demi - The Wisdom Experience
    https://wisdomexperience.org/content-author/demi/

    インドが舞台の絵本「1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし」 視覚で楽しむ「かけ算」|好書好日(2021.03.29)
    https://book.asahi.com/article/14291476

    1つぶの おこめ - 光村教育図書
    https://ehon.mitsumura-kyouiku.co.jp/book/b10039073.html

  • 娘が面白いとオススメしてくれて、ようやく読むことができた。
    掛け算の仕組みを面白く感じられる。

  • インドの「算数昔話」である。これがもう、面白いのだ!
    ゼロの発見もそうだったが、2の累乗のすごさは、昔からこうして人々を驚かせてきたのかもしれない。

    少女・ラーニが王様にお願いしたのは、「一日目はひと粒のお米。でも翌日はその倍ください」。
    翌々日も、そのまた翌々よく日も・・そしてひと月経つと、納めた年貢のすべてを取り返してしまうのだ。
    けちんぼの王様から、貧しい人々をその知恵で救ったラーニ、あなたは偉い!
    おかげでどんどん桁が増えてしまい、後半は数字を読むのにちょっと時間が掛かった(笑)

    お話と挿絵のギャップも楽しいところで、インドの精密画が本格的で、とても美しい。
    金色と赤が殊に冴えていて、目を近づけてしげしげと見入ってしまう。
    日ごとに増えていくお米の描写が素晴らしく、30日目は見開き4ページ分で登場する。
    読みながら「おおー!」と声を上げてしまった。
    ここだけでもなんとか力を込めて開き続け、子どもたちに見せてあげたいところ。
    掛け算を学んでからの方が、より楽しめる一冊。
    算数嫌いの子どもたちも、数の不思議さを感じてくれるといいなぁ。
    約12分。4年生以上。

    • 淳水堂さん
      nejidonさん
      読み聞かせで高学年の方がやりやすいなんてさすがですね。
      うちの子供たちの学校では保護者に読み聞かせボランティア募集...
      nejidonさん
      読み聞かせで高学年の方がやりやすいなんてさすがですね。
      うちの子供たちの学校では保護者に読み聞かせボランティア募集していますが、低学年人気で高学年けっこう空いているようです。
      私もまだ2回目ですがけっこうおもしろかったのでまた希望出しています。
      3年生に化学っぽい本とかないでしょうかね。。
      今回が算数の本だったので、星とか「はやぶさ」とか言いのないかと探しているんですが、読み聞かせとなるとなかなかいいのがなくて。
      2013/12/07
    • nejidonさん
      淳水堂さん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます!
      選書は楽しいけど、一番の悩みどころでもありますよね。。。
      私の場合ただ大きな...
      淳水堂さん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます!
      選書は楽しいけど、一番の悩みどころでもありますよね。。。
      私の場合ただ大きな子の方が好きだというだけで(笑)全然たいしたことじゃないですよ。

      この季節で化学絵本というと「ピーナッツなんきんまめらっかせい」なんてどうでしょう?
      大人もよく知らない知識がぎっしりで、もちろん子どもたちは興味津々で聞いてくれます。
      この本で、今のところハズシはナシです。
      あと、少し季節はズレますが「新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断」も、すごく丁寧に描かれた美しい絵本です。
      淳水堂さんにもどちらかを気に入っていただけると良いのですが。
      2013/12/07
    • 淳水堂さん
      お勧め本ありがとうございます。
      早速図書館で借りて確認してみます。
      お勧め本ありがとうございます。
      早速図書館で借りて確認してみます。
      2013/12/08
  • 算数も数学もましてや物理などもっての外、大嫌いな私ー、サブタイトルに「さんすうのむかしばなし」とありちょっと迷いました。でも、そんな絵本っていったいどんなものと好奇心が勝ちました。
    伝統的なインド細密画にコンピーューターでレイアウトしてある図柄はまさにインド風。
    けちんぼの王様から、ご褒美を貰えることになったラーニの知恵! 王様所有(元は村人たちの寄進米)のかごからこぼれた米粒を拾い集めたラーニは、王様に届け出ます。感激した王はご褒美を取らせるとラーニに云いますが、ラーニは「今日はお米を一粒だけ下さいませ。そして30日の間それぞれ前の日の倍の数だけお米を戴けませんか」と応えます。「ささやかなものだわい、確かに聞き入れたぞ」と王は安請け合い。最初は1粒のお米。次の日は1×2で2粒のお米。さらに翌日は2×2で4粒のお米・・・。ラーニは1ケ月経つと1073741823と10億以上の米粒に膨れ上がる計算をしていたのです。
    数字を並べられてもピンと来ませんが、日々増えていくお米の量が圧倒的に描かれていました。30日目の最後の日のお米の量の凄さにびっくりさせられます。見開き4ページに描かれていて、圧巻です。
    数字に疎いのを悔い改めようと少々反省。

  • インドの絵本。話も面白く、絵は綺麗、見開きページは大迫力です。

    インドのある地方の王から、ご褒美をもらうことになった村娘ラーニは、お米を一日目には1つぶ、2日目には2つぶ、3日目には4つぶ…ともうらうことになる。

    小学3年生の絵本読み聞かせで使ったのですが、最初は「ふーん」という感じだったのが、どんどん数が大きくなると興味を持ってきたようです。

    30日目はおこめが「536870912」粒になるので、見開きいっぱいに綺麗な像たちが米俵担いでの大行進。これは迫力。「おこめ」という言葉もやわらかでいいんですよね。最後のページには、倍々計算していくとどういう数になるか一覧表もあります。
    しかし読む方としてはいきなり「536870912」を見て思考停止。学校に行くときは振り仮名付箋ふって行きました。

    --追記--
    今度は2年生に使ってみました。 まだ授業ではそこまでの倍々計算や大きな数字は習っていませんでしたが、絵本としても面白いし、「536870912」とか大きな数字は黒板に書いたら「なんかとにかくすごい!」と思ってくれたようです。

  • ラー二はみんなから集めたお米を独り占めしていた王様からご褒美としてお米を30日間それぞれ前の日の倍の数だけもらうことにする。
    1日目には1粒、2日目には2粒、3日目には4粒。王様もはじめは大した数じゃないと思って了解したが、30日目には…
    絵を楽しみながら算数の勉強にもなってすばらしい。

  • 4年生の読み聞かせに。

    村人たちから召し上げたお米を、飢饉になっても分け与えない王様。村娘ラーニが知恵を働かせ、とうとう王様の米蔵をからっぽにしてしまう、という面白いお話です。

    「米粒を今日は1粒、明日はその倍、次の日はさらにその倍・・・」と30日間、倍々で米粒をもらう約束をしたラーニ。

    しばらくの間、米粒はほんのわずかで、拍子抜けするほどなのですが、途中から目を見張るほどの米粒の量になります。米を運ぶゾウが見開きいっぱいに並んだページは圧巻!子ども達から「おお~!」という感嘆の声が。

    「こめつぶ、一粒ずつ 数えたのかな~?」とつぶやく子も。そうねえ、5億粒以上の米粒を数えるのって、気が遠くなりそう・・・・・(笑)

     ちなみに、読み聞かせの時は、数字だけ抜き出したメモを自分用に用意しました。本番はそれをチラ見しながら。絶対 数字で噛む・・・と思ったので(^^;)

    • 青格子さん
       数えてみました。ウチのお米は、150g(約1カップ)で、2718粒でした。3時間かかりましたよ。
       6年生の最後なら、比の計算もわかるから...
       数えてみました。ウチのお米は、150g(約1カップ)で、2718粒でした。3時間かかりましたよ。
       6年生の最後なら、比の計算もわかるから、5億粒がどのくらいの重さになるのか、計算できるかも。持っていって見せたら、先生に食い付かれました、「数えたんですか?」と。まぁ、長粒種のお米ではなかったんですが。
       5億粒だと、一体何人でどのくらいの時間をかけたのか、考えると楽しいですね♪
      2023/01/26
  • 子供たちの推薦図書で、算数が好きな方にはおすすめです。

  • 王様は、飢饉の時のために貯めておくと沢山のお米を村の人から集めていました
    ところが飢饉になっても、王様はお米をみんなに分け与えようとはしませんでした
    ある日、宴会のためのお米を運んでいた少女は、こぼれたお米を集め王様に届け出ました
    考えがあったからです
    少女は褒美としてお米を1日目1粒、2日目2粒、3日目4粒と30日間くださいと伝えました
    さぁどうなった?

    読み聞かせ時間は9分くらいです

  • 県:読み聞かせ厳しそう~
    最後に自分が生まれてくる確率みたいのをつけると
    実感がわくかも

    • 青格子さん
      『菜根譚』を例に挙げて、お小遣いをこうしてみたら?と焚き付けてみました。絵だけでも食いつき良かったけど。
      『菜根譚』を例に挙げて、お小遣いをこうしてみたら?と焚き付けてみました。絵だけでも食いつき良かったけど。
      2022/10/31
    • キッチュさん
      なるほどです。お小遣い・・・身近でいいですね
      なるほどです。お小遣い・・・身近でいいですね
      2022/11/01
    • 青格子さん
       私は、小学校の朝の読み聞かせの時間に行っていたので、高学年のクラスで読み聞かせた時、理系シリーズと銘打って、
      『フィボナッチ 自然の中にか...
       私は、小学校の朝の読み聞かせの時間に行っていたので、高学年のクラスで読み聞かせた時、理系シリーズと銘打って、
      『フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人』と
      『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』も読みました。
       アラビア数字の話にびっくりしてました。できるクラスだったのかも。
      2022/11/01
  • 米は飢饉になったら分け与えるという約束を破った王。村娘はある事で褒美をもらう権利を得る。初日は1粒でいいから毎日前日の倍の米をもらう事に。30日で何と!算数の動機付けになる本

  • 1つぶ、2つぶはいいとして、何百何千、何万何億のお米を、誰が一粒一粒数えたのだろうか。それが気になる。
    途中からおおよその数にしたのかな。袋1つが約何粒だから、今回は袋いくつ、その袋いくつ分がかご1つ分で、だから今回はかごいくつ…って、順々に単位を引き上げて行ったのかもしれない。
    そうでないと、毎日きちんと数をそろえたお米なんて用意できないですものね。


    読み聞かせにも使えると思います。
    お話しの内容的にも面白いし、数の面白さも分かります。
    私この、倍々話好きなんです。
    ただ、読むときには、つっかえずに数字を言えないと、変な間ができちゃいますね。
    最後の億単位のところは、億から始まるって覚えておけばいいのかな。
    掛け算を覚える2年生から…と言いたいけど、桁が多すぎるから3年生ぐらいからかなあ。

  • 数学を体感できる絵本だと思います。

  • 王さまより女の子の、ほうが、かしこい。

  • 最初はひと粒、ふた粒、4粒だったのに、どんどん増えて、途中からはなん粒か数えるのが大変。いちまん、しゅうまん、ひゃくまん、とか、おくとか。

    2023/11/18 6歳

  • 2023.5.1 4-1
    2023.7.14 6-3

  • お米はすごく大切だと、分かった!

  • 2009 (6刷2014)
    インドのさんすうむかしばなし

    あまったこめは、ききんのときにみんなにわけあたえると約束していたおうさまだったが、
    じっさいききんになったら
    じぶんが植えるわけにはいかないと
    国民にわけあたえなかった

    ある日、王がお米を象に運ばせていると、
    そこからお米がパラパラとおちる
    それをスカートで受け取り、おうさまに返しに行ったラーニ

    おうさまから褒美をもらうことになり

    8分半

  • 小3長女に。ラーニが王様からおこめをもらうのですが、1日目には1つぶ、翌日には2倍に、その翌日はさらに2倍…と、どんどん増えていきます。30日目にもらえるおこめの量は、長女が初めに予想していた量より遥かに多くて、びっくりしていました。数だけでなく、絵で見ると量の多さがよく分かるので、より驚いていました。掛け算の導入にもよさそうです。

  • 11'00"

    年貢の取立てが酷い王様から
    賢い女性が米を取り返すお話。

    毎日お米を倍の数だけ褒美でもらうお話。

    掛け算を習っている2、3年生におすすめ

  • 3、4年生にぴったりの本です。みんなとても集中して聞いてくれます。そして一生懸命計算しようとします。笑
    絵本の仕掛けも「おおー!」と喜んでくれます^^
    算数系絵本はこの本と、『王さまライオンのケーキ』が好きです。

  • 定番の絵本。久しぶりに読み返したが、絵も美しく魅力的。子どもたちに、数の不思議に驚く経験をどこかで一度はしてほしい。数にふれ始める小学生がよいだろうか。低学年では最後の数字が大きすぎてピンと来ないかもしれない。成長とともに何度か読み返す機会があればよりよい。

  • 賢い女の人の話
    〜高学年
    米、数字、夏

  • インドの昔話。一人が存在するには親が二人いる。20世代をさかのぼれば100万人以上の先祖がいたことになる。そのうちの一人が欠けていたら~。そんな算数をつかった米粒の計算で、王様と知恵のある女の人の話。倍々ゲームは、とんでもない数値になるということ。

  • けちな王さま、ひもじい民たち。算数で村を救った賢い女の子のおはなし。

    0の概念の故郷、インドの昔話です。ハッキリした色遣いで非常に鮮やか。表紙も金色が使ってあって、ゴージャスです。異国情緒ある絵も素晴らしく、するするとインドの世界に誘われます。何より、ストーリー。算数の面白さもさることながら、みんなが幸せになるお話で、最後まで安心して面白がっていられるところが素敵。

    1粒のお米つぶも、明日は2倍の2粒、明後日はそこに2倍して4粒……と増えていけば、1か月後にはとんでもない数になります。王さまは、うっかり二つ返事でお米をあげると言ってしまいましたが、かけ算を使いこなせるようになった子どもなら、思わずニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。パノラマページというしかけ、本の最後にどのようにもらえるお米が増えるのか表にしてかいてあるところも良いです。

    主人公のラーニは優しくて賢い子なので、文章では書かれていませんが王さまからもらった食べ物を生きとし生けるものにわけています。独り占めしようとした王さまとは対照的。知識をこんな風に、みんなで幸せになれる方向に使っていけたら良いな、というのも説教臭くならずに感じられるのではないでしょうか。

  • 算数教育をしているように感じない絵本

  • 1つぶのお米がこんなにたくさんになるとは

  • 一回読み終わった後でも絵を眺めながら数が増える様子を楽しんでいた。
    絵だけでも楽しめる作品。

  • まさかこんなになるとは!提案が賢い。数のおもしろさも味わえるしインドの雰囲気も楽しめるし素敵です。

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著者プロフィール

アメリカの絵本作家。東方芸術、仏教芸術への関心を反映したイラストで人気を博し、これまでに130を超える絵本を刊行している。日本で紹介された絵本に、『1つぶの おこめ』『フローレンス・ナイチンゲール』(ともに小社刊)などがある。

「2022年 『マリー・キュリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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