おじいちゃんの手

  • 光村教育図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895728287

作品紹介・あらすじ

どうだ、ジョーゼフ、わしの手は。まだまだたっしゃなわしの手で、おまえにもおしえてやろう、ピアノやトランプ、やきゅうを。そして、むかしわしができなかったことを…。

感想・レビュー・書評

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  • 〝どうだ、ジュ-ゼフ、わしの手は・・・お前にも教えてやろう、ピアノやトランプ、野球を・・・。そして、むかし、わしが、出来なかったことを・・・。 ジョ-ゼフ、わかるか? わしが働いていた大きなパン工場で、わしの手は、パンの生地に触ることさえ、許されなかった。この手に許された仕事は、モップで床を拭くこと、荷物をトラックに積み込むこと。 何故かって? 工場長は、こう言った「お前の黒い手が触れたパンなど、白人が食べるものか!」と・・・〟肌の色で職業の選択が制限されていた時代の、悲しい記憶の絵本です。

  • 「どうだ、ジョーゼフ、わしの手は。まだまだたっしゃなわしの手で、おまえにもおしえてやろう、ピアノやトランプ、やきゅうを。そして、むかしわしができなかったことを…。」
    「おじいちゃんが若かったころ、黒人は差別され、やりたい仕事にもつけなかった・・。手を通して黒人差別をうったえる絵本です。」

  • これは自由を勝ち取る手だ!

  • ピアノを弾き、ピッチャーもできるおじいちゃんの手が許されない物は、パンをこねる事。
    工場の掃除、荷物の運搬、機械の修理はできても、パン生地には触る事ができなかった。黒人だというだけで…。
    なんておかしな決まりなんだろう。なんておかしな世の中だったのだろう。

  • 黒人故にパンをこねる仕事ができなかった。
    と本書で知った。

    黒人の手のひらは我々アジア人と同様の色をしている
    と何かで読んだ。

    積極的で何事にも熱心に取り組むおじいちゃんも
    黒人が故の差別を受けやりたい仕事が制約された。

    しかし、仲間と手を繋ぎ目的が叶えられる活動をしてきた。

  • 《図書館》【再読】おじいちゃんの手が、勝ち取ったものは、孫が、普通に暮らせることだね。

  • マーガレット・H. メイソン (著), フロイド クーパー (イラスト), もりうち すみこ (翻訳)

  • 2019.08 5-2

  • ひらがなで書かれているので低学年にもわかりやすい
    5分弱。

  • [江東区図書館]

    黒人人種差別のことをおだやかな語り口調で伝える絵本。
    でも黒人差別のことを説明してあげないと、わからない子にはその要素が理解出来ずわからないだろうな。

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