天中殺も大殺界も乗り越える 万象算命学

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  • メディア・パル
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896107791

感想・レビュー・書評

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  •  算命学の理論を陰陽五行説を引用しながら記述。
     これはもう、哲学や思想です。
     本書で述べられている哲学は、高尾義政師の教えに元からあって算命学各派に継承されているのか、それとも、伯耆師が独自に追求した師の流派に独特のものなのか。ともかく、算命学を学ぶ者にとって有意義な記述だと思います。
        
     本書は、著者が8年前に出された「天中殺も大殺界ももう怖くない」を書き改めたもの。
     よって、天中殺理論が中心になっています。
     この天中殺理論、算命学に独特の思想です。
     12年のうち2年間、新たなことを始めると失敗するという、少々マイナス思考の理論。
     成功哲学の本を色々読んでいると、決断・実行が大切だという積極思考が強調されていることが多い。
     行動はタイミングです。「幸運の女神には前髪しかない」とも言われます。
     成功の秘訣として、ここだ、と思った時に躊躇していると好機を逃がす、という観点から書かれていることが多いですね。
     カーネギーがナポレオン・ヒルに事業を持ちかけた時、決断に1分以上かかると見切りをつけるつもりだった、と述べています。
     (この本で知ったエピソード:http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150905/p1 )
     ましてや、「天中殺が明けるまで待って下さい」「易をたてて判断します」なんて言ったりすると、ハイ、それまでじゃ!
         
     それに、アラフォーの身にとって結婚は切実な問題。2年間待てなんて悠長なこと言ってる場合ではない。
     しかしよく考えると、天中殺理論を知らない人が決断する時、天中殺である確率は、6分の1。
     つまり、6分の5は成功し、6分の1は失敗するという確率理論?
    (もちろん、年の天中殺のみならず月や日の天中殺もあるので、それらを加えると、確率はどうなるんかの?)
     算命学を学ぶ場合、天中殺をどう解釈するか。
     重要な問題です。
     今後も考えていきます。
       http://iching.seesaa.net/article/430518165.html

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