外套
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みんなの感想・レビュー・書評
ニコライ・ワシーリェヴィチ・ゴーゴリ著「外套」読了。 貧しい小役人ながら、自分の内なる世界に生きることに喜びを見出しているアカーキーを描いています。 アカーキーは外見も冴えない、不器用な男です。 同僚とも仕事以上の付き合いはなく、友人もいません。 でも、彼は書類を清書する自らの仕事に心から愛着を持っています。 いつも帰宅すると、つつましい食事を済ませた後、心... 続きを読む »
臆病で生真面目で他人の事も世の中の事も理解できず、お人好しでかわいそうなアカーキー・アカーキエヴィチ。絵も良いです。
ペテルブルクの厳冬下、下級役人・アカーキーは外套を新調することにした。生活を切り詰めてやっと手にした新しい外套。祝いの席の帰り、暴漢に襲われ奪われてしまう。役人に被害を訴えに行くが、無碍にされ、失意のうちに亡くなったアカーキーは、外套を求める幽霊になり街に現れる。
ロシアの役人の不親切さがよく描写されています(苦笑)留学前に読んで心構えをしておくべきだったな。
挿画はノルシュテインによるもの。アニメ化される予定があるのだそう。
この装丁ぴったりすぎて素敵すぎ!
ドストエフスキーに「我々は皆、ゴーゴリの外套の中から出てきた」と言わせたこの物語を、特にジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」を読んでからずーっと読んでみたくてたまらなかったのでようやく読めて嬉しいです。
不幸せな条件をたくさん持ってるのに静かに自分だけの幸せをそっと守っていてそれほど不幸じゃない主人公。それが大きな幸せを手にしたとたん今までの生活が少し崩れて、それを失ってしまったらもう絶望しかない。真っ黒に沈んでくような表紙の絵が物語をすごく良く表してると思います。
「・・・人間の内心には如何に多くの薄情なものがあり、洗練された教養ある如才なさの中に、しかも、ああ!世間で上品な清廉の士とみなされているような人間の内部にすら、如何に多くの凶悪な野性が潜んでいるかをみて、彼は戦慄を禁じえなかったものである・・・」 別の本で、「everyone came out of Gogol's Overcoat」っていうセリフがあって。どういう意味かと気になって... 続きを読む »






