犯罪列車

著者 :
  • 未知谷
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896423945

作品紹介・あらすじ

『東海の謎』に続く長篇探偵小説第一弾にして最終作。一度として作品年譜にも載らず、埋もれていた"幻の作品"。熱海行きの「花嫁列車」から始まるトラベル・ミステリー。現存する銀座資生堂パーラー、上海ヤマトホテルなど様々な名所もさりげなく織り込まれ、鉄道、自動車、船、飛行機など当時最新の交通機関や、昭和初期東京の都市文化へのこだわりも…。時刻表や電話を使った秀逸なトリック、麻酔剤、犯人の変装、警視庁に叩きつけられる挑戦状、少年たちの活躍-。国枝の長篇作品には珍しく、破綻のない、最後まで先の読めない正統派都市型探偵小説の充分楽しめる傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 友人である深井の新婚旅行の見送りにきた隠岐。深井夫人の態度に違和感を覚える。その夜殺害された深井。巷を騒がす「影なき男」の犯行として捜査にあたる川島刑事。夫人の実家である生田子爵の借金。「影なき男」の被害にあっているのが生田子爵の債権者としる隠岐。隠岐の婚約者の失踪。屋敷を引き払う生田子爵。海外での醜聞で勘当された生田子爵の次男の正体。

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著者プロフィール

明治二十年(一八八七年)長野県に生まれる。早稲田大学在学中より演劇運動に参加。大学中退後、大阪朝日新聞社の演劇記者、松竹座の座付き作者となる。病を患い、長野県に戻り「講談倶楽部」「少年倶楽部」などに執筆、怪奇、幻想、耽美的な伝奇小説の第一人者となる。『神州纐纈城』は、昭和四十三年(一九六八年)復刊され、三島由紀夫に激賞される。昭和十八年(一九四三年)死去。

「2023年 『神州纐纈城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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