紫の履歴書 新装版

著者 :
  • 水書坊
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本棚登録 : 369
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896450088

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  • 子どもの頃の思い出、戦中・戦後、中学、大学。修行、恋の遍歴、仕事、工夫をし次第に売れていく。家族の世話、芸とは、役者とは。

    名前を聞く程度でしたが、きれいな、すごい人だったのだと知りました。

  • 美輪さんの33歳までの人生を綴った本。
    途中詩的な表現もあり、結構すらすら読めます。

    最初の原爆の体験は物凄いですよね。学校の授業で色々な教材を使って勉強しましたが、実際に体験された方の話を聞くと身が震える思いがします。

    そして、実に恋多き人。
    ここまで人を愛せるのは、愛が溢れているからなのだなぁと思いますが、容姿が整いすぎているが故の弊害なんかもあって「きれいな人も大変なんだな」と思わされました。

  • NODA・MAPのMIWA予習用に。美輪さんは年齢不詳感があって、戦前生まれとは思ってなかった。裕福でお洒落な幼少期から、長崎での原爆、苦難の青年期を乗り越えて華やかな世界へ。メディアで美輪さんは脱俗超凡に映るが、本著では普通の人となんら変わらない人間臭い姿が描かれている。(破天荒ではあるが)自分の信念をしっかり持ち、社会の理も場合によっては気にせず、前向きに挑戦的に生きる様に魅力を感じた。

  • 自叙伝。
    この本を読むまではテレビで見る限り、怪しいタレントさんだと思っていた。
    しかし読んでいる途中に謎だった美輪さんの考え方や生き方に美点をたくさん見つけられた。
    そして読了後美輪さんの人生観に共感し憧れた。
    真の意味での美しさは外見ではない。
    心から放つ美しさがこの世で一番美しいもの。
    当たり前な文章も美輪さんが紡いだ言葉だと妙な説得力がある。
    そして美輪さんの若き日の写真は、力強さと儚さを持つ美しさで素敵だ。

  • とにかく自己賛美がすごい。そして女の扱いがひどい。それでも最後まで一気に読ませるパワーが詰まっている。真実の物語だからこそ、迫ってくるものも大きい。私はご本人のことをあまり好きじゃなかった(と言ったら、知人がこれを貸してくれた)のだが、苦労に苦労を重ねて自分の腕で(美貌もふくめて)すべてを掴み取ってきたその姿勢には感動。

    それにしても丸山くんってばモテモテである。世界中の男が丸山くんにぞっこん。戦後のゲイ風俗事情がたいへん興味深かったです。

  • 美輪氏の幼少の頃からの体験をも書かれてある。

    戦争とは?
    差別とは?
    愛とは?

    美輪氏を知りたくなった人は 一番最初に読んでみるのもいいかも。

著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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