- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896450088
感想・レビュー・書評
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子どもの頃の思い出、戦中・戦後、中学、大学。修行、恋の遍歴、仕事、工夫をし次第に売れていく。家族の世話、芸とは、役者とは。
名前を聞く程度でしたが、きれいな、すごい人だったのだと知りました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NODA・MAPのMIWA予習用に。美輪さんは年齢不詳感があって、戦前生まれとは思ってなかった。裕福でお洒落な幼少期から、長崎での原爆、苦難の青年期を乗り越えて華やかな世界へ。メディアで美輪さんは脱俗超凡に映るが、本著では普通の人となんら変わらない人間臭い姿が描かれている。(破天荒ではあるが)自分の信念をしっかり持ち、社会の理も場合によっては気にせず、前向きに挑戦的に生きる様に魅力を感じた。
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自叙伝。
この本を読むまではテレビで見る限り、怪しいタレントさんだと思っていた。
しかし読んでいる途中に謎だった美輪さんの考え方や生き方に美点をたくさん見つけられた。
そして読了後美輪さんの人生観に共感し憧れた。
真の意味での美しさは外見ではない。
心から放つ美しさがこの世で一番美しいもの。
当たり前な文章も美輪さんが紡いだ言葉だと妙な説得力がある。
そして美輪さんの若き日の写真は、力強さと儚さを持つ美しさで素敵だ。 -
とにかく自己賛美がすごい。そして女の扱いがひどい。それでも最後まで一気に読ませるパワーが詰まっている。真実の物語だからこそ、迫ってくるものも大きい。私はご本人のことをあまり好きじゃなかった(と言ったら、知人がこれを貸してくれた)のだが、苦労に苦労を重ねて自分の腕で(美貌もふくめて)すべてを掴み取ってきたその姿勢には感動。
それにしても丸山くんってばモテモテである。世界中の男が丸山くんにぞっこん。戦後のゲイ風俗事情がたいへん興味深かったです。 -
美輪氏の幼少の頃からの体験をも書かれてある。
戦争とは?
差別とは?
愛とは?
美輪氏を知りたくなった人は 一番最初に読んでみるのもいいかも。