メルヴィル中短篇集 (八潮版・アメリカの文学 22)

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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896500981

作品紹介・あらすじ

『白鯨』に続く、詩人原光氏の入魂熟成の新訳第二弾。ほぼ全中短篇を含む。細部と全体の結像力は強く鋭く精妙である。各篇は審美的に完結しながら含蓄深く、人間実存の秘奥の測深かつ啓示である。黒人バボは哂し首にされても奴隷主の白骨を幻視し、取付いた凝視で白人船長を殺す。その眼光の意味は何か。

著者プロフィール

1819年-1891年。ニューヨークに生まれる。13歳の時に父親を亡くして学校を辞め、様々な職を経験。22歳の時に捕鯨船に乗り、4年ほど海を放浪。その間、マルケサス諸島でタイピー族に捕らわれるなど、その後の作品に影響を及ぼす体験をする。27歳で処女作『タイピー』を発表。以降、精力的に作品を発表するものの、生存中には評価を受けず、ニューヨークの税関で職を得ていた。享年72歳。生誕100年を期して再評価されるようになり、遺作『ビリー・バッド』を含む『メルヴィル著作集全16巻』が刊行され、アメリカ文学の巨匠として知られる存在となった。

「2012年 『タイピー 南海の愛すべき食人族たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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