やさしく語る現代文

著者 :
  • 代々木ライブラリー
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本棚登録 : 161
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896804232

感想・レビュー・書評

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  • 現代文が苦手な読者に向けて、やさしいことば使いで書かれた参考書です。なお2022年現在、改訂版が刊行されているようです。

    前半は、本文を客観的に読み、論理的に回答するという、現代文の試験の性格についてていねいに説明し、さらに助詞・接続詞・指示語など、客観的に読むために注目するべきポイントがまとめられています。後半は実践演習となっており、五題の問題が収録されています。

    解説もていねいに書かれているので、現代文が苦手なひとにとっては有益な内容だと思います。ただ、とくに本書の前半の説明は、やさしいことば使いで書かれていますが、かえって読みにくいと感じる読者もいるかもしれません。

  • わかりやすく平易な説明で現代文の苦手意識がなくなる。高校時代に出会っていればよかったと思った。重版を重ねるのが納得できた。第二部問題編の第五講が難問であり、全滅した。再チャレンジする。

  • 「文中に〈根拠〉を求めよ。」
    本書で著者が言いたいことは、この一言に尽きる気がする。

    根拠を明示しながら理論的に解答を導いていく解説を読んでいると「う〜ん」と唸らされる。

    ベージは薄っぺらいが、内容は濃い。

    最大のポイントは「も」と「しかし」。
    (2014.7.12)

  •  高校生向けの一冊ですが、”文章”のルールを知るために有効な一冊ですす!!文章を書くために、まずは読みやすく書かれた短い文章を読んでみましょう(^∀^)読んでいくうちに、”読みやすい文章”を知ることができると思います☆

  • とっつきやすい、わかりやすい。本当に現代文がダメな人どうぞ。

  • 現代文の読み方をレクチャーしている第一部が秀逸。論理的に読むには、助詞・接続詞・指示語という論理の標識に着目せよ、ということが述べられている。
    また、第二部は問題演習であり、なかなか骨が折れる。しかし解答には答えの根拠がしっかりと提示されているし、今後の読者のことを考え、口語調から文語調へと書き方においても配慮されている。こういったところに筆者の気配りを感じられる、暖かみある本だと感じ取れた。
    本当に読み方のわからない人におすすめ。

  •  現代文の参考書。大変わかりやすい! 内容に注目する、というよりは接続語や指示語といった文の構造に注目するっていうやり方。

     現代文の初学者には割りと良いかもしれないなー。まずは、ここからスタートしてドンドン突き進んでいくっていう。田村先生もたくさん参考書を出しているようだし、これやった後にそういうの使ったら力もつけられるかも。
     ただ、この参考書単体で、と考えるとややパンチ力不足。ほんとに必要最低限しか紹介されていないのね。「現代文は、高校の授業と入試とで大きく違います。」と仰っていますが、このくらいだったら高校でも教えるんじゃないかなあ、とも思う。入試問題演習も付いているとはいえ、ちょっと残念。

     とっかかりとしては使えるけど、これ一冊では満足できない。そんな参考書です。


    【目次】
    はしがき
    第一部 現代文の基礎を身につけよう
     1 現代文は、これがわかればできる!
     2 現代文を解く道具はこれだ!
     3 現代文、ここまでわかれば立派!
    第二部 入試現代文に挑戦しよう

  • 現代文ではかなりいい参考書!
    読み方も主観たっぷりでもなく、横着するでもなく、日本語文法をうまく使っていて王道的!
    でも問題の難易度が「やさしく」にしてはちょっと高すぎるかなってところが難点。
    進学校の人とかじゃないとこれでも難しいだろうなぁ…。
    でも基本的な読み進め方としてはすごく良いので、参考にしようと思います。

  • 当たり前のことが書いてあります。
    ただ、その当たり前がいかに重要かをわからせてくれるものでした。

  • 入試現代文の特徴を細かく解説。読書量の蓄積が多い人ならこれ一冊で爆発するかもしれない。
    私は読書量が少ないため効果は薄かったのですが。

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著者プロフィール

著述家、日本語講師。1952年、東京生まれ。京都大学文学部を卒業後、大手予備校の講師を
経て独立。フリーランスの講師として、現代文・古文・漢文を教えるとともに、古典文学の楽しさを現代に伝えるための著作活動を精力的に続けている。
編著書に、『枕草子』『徒然草・方丈記』(以上、ちくま文庫)、『姫様と紀貫之のおしゃべりしながら土佐日記』(学研M文庫)、「さらさら
読む古典シリーズ」(梧桐書院)などがある。

「2012年 『知ってるつもりで間違える慣用句100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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