- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896916478
感想・レビュー・書評
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アルコールアレルギーがあるののも関わらず酒は嫌いでは無い。特にビールと日本酒が良い。他の酒でもその土地ならではの味があるわけだが、特に地酒、地ビールということばはこの二種類の酒に似つかわしい。ヨーロッパでは國や地域でそれぞれ特徴のあるビールが造られている。それも日本で主に飲まれているラガービールで無くエールビールである。飲み味すっきり、冷やして美味しいラガービールと違い、エールビールは濃厚で地域や醸造元により飲み味にバリエーションがある。ラガーほど冷やす必要も無く、なんとなく日本酒に近いイメージである。
なら日本酒で良いでは、というとどうしても日本酒では合わない料理もしくは日本酒では合わない酒を飲むシチュエーションと言うものがあり洋酒系も欲しいところである。ワインでもウィスキーでもそれはそれで良いのだが、もう少し軽めが私には良い。
で、ビールである。
世の中にはどんなビールが存在し、いかに美味しいか。美味しいビールはいかにして造るのか。ビールの美味しい飲み方は?といった疑問に答えてくれるのである。そして日本の酒税法、アルコール類の許認可制度がいかに美味しいビールを安く飲むのに障壁になっているかが力説されている。
嗜好品故に税金が少々高いのは仕方が無いかもしれないが税金も薄利多売と言うことを考えて欲しいものである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
12月5日読了。ビール好きが高じて、ビール醸造会社を作ってしまった男のビールについての熱い話。ドイツ・ベルギーの豊かなビール文化と、日本の貧しいそれ・不条理な酒税についてよく分かった。ビール好きを標榜し「やっぱ俺はキリンだな」などとのたまったいる私も、日本の貧しいビール文化に取り込まれてしまった一人なのか?確かに、イギリスでもビールはうまかったし、お国の文化というものを感じられたものだが・・・。