- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896916782
感想・レビュー・書評
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2021.68
・やりたいことは自分の内なる世界から出て、実際に体を動かすことが大切。
・働くことと学ぶことを自由に行き来できる様にすることが大切。
・批判的思考を育てる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2002年出版の本です。内容は当時の最新情報が多かったのかもしれませんので最新ではないです。
それでもデータや日本の文化と共に若者の貧困化に対し論理展開されている、なにより自分の経験から納得できる部分が非常に多かったので、自分の中で整理できていなかった部分が上手くまとまった点が印象的です。
「日本の労働環境」や「高齢/若者の境遇の違い」「友達親子、しつけ・教育」と言った内容をわかりやすく分析されていると思います。
読んだきっかけはBig Issue Japanの「貧困」特集です。 -
[ 内容 ]
就職しない、家を出ない、結婚しない―。
社会に参画するチャンスが永遠に持てない膨大な層を生む元凶は、中高年との膨大な経済・就業格差、自立を促せない親、そして、いま直面している事態を見ようとしない社会の意識だ!
パラサイト・シングル論ではもはや解明できない、フリーターやひきこもりなどの問題に通底する、看過しがたい「危機」の本質を、経済学・社会学・家族心理学の視点から指摘、新たな方向性を示唆する。
[ 目次 ]
1 若者たちは崖っぷちに立っている(「独身貴族」の出現―八〇年代 パラサイト・シングル論―九〇年代 ほか)
2 若者の危機が隠蔽される社会(経済 心理 ほか)
3 家族・親子から「若者の危機」を読む(なぜ子育ては苦労な仕事になってしまったのか 各国レポート「子どもの現在」 ほか)
4 日本の社会に未来はあるのか(長期停滞の時代の若者の選択 若者の没落をふせぐために社会がすべきことは何か)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
大学一年次のブックレポ文献。昔より今のほうが若者は様々な選択を迫られていて大変だなと思った。
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パラサイトシングル、引きこもり、非婚、少子化。漠然と問題意識だけを煽られる昨今、こういう無駄な煽りの少ない、歴代各国のデータをあっさりと揃えたものを一度読んでおきたかったので一気に読了。変に答えを出さないところがリアル。