一人でもできる映画の撮り方

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 155
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896917208

作品紹介・あらすじ

撮って、つないで、見せる!単独走破の映画製作、その全工程完全マニュアル。撮影テクニックからパソコン編集、アニメ製作、公開方法まで、この本こそがあなたの頼れるスタッフだ。

感想・レビュー・書評

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  • 別に一人で映画を撮ろうと思い立ったわけではないですが、読みました。ちょっとボリュームもあるし、「映画の撮り方」とか言われると腰が引けますが、実際には「映画を見る側」の入門書的な位置づけとして非情に価値がある本だと思いました。

    カメラワーク、照明、脚本、編集、カット割り…等々、それぞれの技法について、技術的説明をした後に、名作と言われる作品のシーンを取り上げながら具体的な解説を行うような構成になっていて、これが非情にわかりやすい。映画の解説って、具体的な作品を取り上げながらのものだと「ほーん、そういうもんかー」と感覚的には分かっても普遍的な知識として脳みそに定着しにくいし、嘲笑的な技術論の話だと、「そもそも何言ってるのかわからんし、どういうシーンで使うのかわからん」みたいなのが多いですけれど、本著はそこをうまく組み合わせてくれているので、素人にも非情にわかりやすい。

    とりあえず、小津安二郎を観直します…(昔観た時はよくわからなかった)

  • これは良書! カット割、照明、音響、編集、上映など、映画制作(ディレクション)から映画製作(プロダクション)まで、これ一冊あれば誰でも一人で映画が撮れちゃうんじゃないの、と思うのもうなずけます。さすがに一人で撮れるは言い過ぎだけど笑。例も豊富で、映画スタッフのよもやま話まで聞けて、映画ファンならずもアニメや漫画、映像表現に関わるすべての人への制作入門! だけど分厚い。がんばって!

  • 少し通俗的ではあるが、
    入門者としては最適であろう。
    普段ぼんやりとし見すごしていたショットに、
    分析の目線がつく。

  • 技術面からみた映画論。ためになります。

  • 技術屋向け。カメラ、照明、音効、編集など、完全網羅。ひとりでできるのかは不明だが、値段の割に分厚い一冊。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、映画評論家、音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。現在佐賀大学で教鞭をとる。佐賀新聞のコラム「シネマトーク」は45年目を超え、新聞単独連載の記録を更新中。2010年、モスクワ国際映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。著作は『黒澤明 音と映像』(立風書房)、『シネマ・ミーツ・クラシック』(音楽之友社)、『映画でクラシック!』『殉愛 原節子と小津安二郎』(共に新潮社)、『巨匠たちの映画術』(キネマ旬報社)、『輝け!キネマ 巨匠と名優はかくして燃えた』(ちくま文庫)、『君は「七人の侍」を見たか?』(ヒカルランド)他多数。

「2023年 『北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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