市町村合併で「地名」を殺すな

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  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896919325

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  • 平成16年平成の大合併
    湯陶里市、武雄嬉野塩田山内の合併案
    アイデンティティがある
    国は合併を推進している
    山の麓の山下、新しい田んぼの新田、自然地名
    武庫と六甲読みは同じ、しろうまがはくば白馬に。
    福岡は岡山の福岡が由来、元は福崎
    行政地名。緑豊かに、みどり市。ゆたかにゆたか市
    CI、企業イメージ確立戦略
    山や川など有名なものを名前にすると僭称。身分以上の名前に
    どこでもつけられる地名をつけてはならない
    他と被る地名はもってのほか
    知名度のある地名の取りあい
    伊豆の国市批判
    豊田市、もともと挙母市
    大森と蒲田で大田区
    国分寺と立川で国立
    多数決で決めるものでない
    公募は面白い名前が出てくる
    国土地理院は名前を決められない

  •  地図を眺めるのが好きで、地名にも特に日本の地名に関しては、地理好き、地図眺め好きが高じて

  • 猛反対により消えてしまった南セントレア、白神市などの実現しなかった地名は有名ですが、それ以外にも随分荒唐無稽な命名があるのですね。さくら市などの瑞祥名、太平洋市などの権威ある地名を独り占めにした僭称名、徳之島・伊仙町の合併による平仮名名のとくのしま町、西東京市、北名古屋市などの大都市の東西南北を名乗った地名、愛西市などの合成語名など。一方で二つを重ねる連名は古い地名が残るので良いそうです!?筆者は昔からある名前を復活させるべきであると力説しており、それはそれで分かるのですが地元民にすれば「当方の勝手でしょ」ではないかと思いました。他人があまりにも過去の地名に拘るのは、歴史を知っていることを鼻にかけているようで、少し不快ではあります。それはそれとしても訳のわからない市町村名が増え、昔覚えた名前が消えていくのは寂しい気はします。そういう意味では旧郡名の復活などは望ましいのでしょう。家内の出身地「徳島県麻植郡鴨島町」は昨年同じ郡部の4町村の合併により「吉野川市」になりましたが、著者によれば麻植市が相応しかったとのこと。確かにそのとおりかもしれません。しかし、吉野川市というのは中々魅力的な名前です。また角館町と田沢湖町が合併した仙北市は2つのビッグネームが消えて平凡な名で惜しい気がします。

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