おそめ―伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生

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著者 : 石井妙子
  • 洋泉社 (2006年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896919844

おそめ―伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生の感想・レビュー・書評

  • 何より、やっぱり小保方さんみたいな人って
    必ずいるんだな〜ということ。
    写真見ただけではそこまでの美人には見えないのに、
    会った人はその魅力にやられちゃう。
    散々テレビで叩かれてたのも、
    銀座の他の人にだいぶ叩かれてたのも
    当人と話してなかったからなのかも。
    とか思った。
    まあ、そういうタイプ嫌いなのでイライラしつつ
    読んだんだけども。
    時代もあって、
    でもそこにチラッと出てくるだけだった
    無名の人たちの歴史が今一番きになるな〜。
    実は近くにいる人の後ろに知られざる歴史があるんじゃないかと。

  • 戦略読書日記(楠木)の推薦書。銀座のバーも、企業と同じ、戦略ストーリーの一貫性がなければ、自滅してしまう。”おそめ”は、祇園の芸妓から木屋町に会員制バー”OSOME”を開店。その魅力で昭和の著名な知識人、粋人たちに人気のサロンとなった。白洲次郎、川端康成も常連。東京銀座に進出。京都の伝統である控えめで尽くす接客スタイルが、他の銀座の店と明確な差別化をもたらした。しかしあまりの繁盛に、店を大規模店舗に移す。もはやマダム一人の魅力で客を集めるわけにはいかなくなった。次第に従業員を増やすと、若いホステスを多数集める他のクラブと似たりよったりとなり、破滅への道を歩むようになる。「商売は理屈じゃない」のである。

  • 去年89歳で死去した「おそめ」というマダムの伝記。

    彼女は京都の裕福な炭問屋で生まれたが、母が夫の父にセクハラしたので両親が離婚。

    小学校を出ると芸者の修行のため東京新橋へやられ3年後京都に戻り芸妓になる。

    売れっ子になったが身請けされるが、別れてダンスホールで知り合った男と同棲。

    働かない男に貢ぐため女給からマダムになり、お店を経営。作家や有名人にお客が出来有名になったので東京銀座にも店を出し、飛行機で往復し、「空飛ぶマダム」として有名になった。

    この女性を描いた「夜と蝶」という小説や映画もある。

    本人はもとより周りの人々をよく取材して書いてあるなと感動した。

    「おそめ」は新幹線の車掌にもチップを一万円渡していたそうである。

    水商売は水のもんなので流れている水を止めたらいかんというので、チップはずんだのである。

    昔の芸者はお金について存在を知らぬよう育てられた、という。

    それにしてもセレブとお客としてよく付き合っていた。といってもひとりのヒモのようなご主人一筋だったので、感心だ。ヒモのようだったご主人はヤクザと親友だったので、ヤクザ映画のプロデューサーといて後日成功し、50年後入籍。富司純子の父でもある。

  • 最高におもしろい

  • 現在、“夜の蝶”という言葉からは、誰しもが夜の世界に生きる女性を想像するだろう。この言葉は川口松太郎著『夜の蝶』に由来している。
    そのモデルになったのが、本作の「おそめ」こと上羽秀である。祇園の芸妓を経て京都と銀座にバーを開店し、“空飛ぶマダム”と呼ばれた文壇バーの女主人である。

    元々、彼女自身についてというよりは、彼女を取り巻く著名人たちの人間模様に興味があったのだが、本書を読むうちに彼女の人物像のほうに関心が高まっていった。

    彼女は数々の作品(川端康成『美しさと哀しみと』、大佛次郎『風船』、瀬戸内晴美『京まんだら』)の登場人物のモデルになっている。
    作家を惹きつけ、創作のミューズになる女性が持つ魅力として、
    上羽秀の場合は「内に秘めた静かな個性」「何色にも染まらない透明感」「奔放さ」「人を魅了する天性の才能」が挙げられるだろう。

    興味深かったのは、晩年まで連れ添った俊藤浩滋(任侠映画プロデューサー、富司純子の父)との長年の関係、そしてあの坂本睦子(大岡昇平『花影』のモデル)と交流があったという事実である。
    また第三章から第四章にかけては、白洲次郎、青山二郎、服部良一、吉井勇、高見順、吉行淳之介とのエピソードが記されており、著者はその当時の躍動感溢れる空気を見事に表現している。

    本書は、本人や肉親、関係者のインタビュー、各作家の著述やエッセイ、当時の雑誌などあらゆる方向からその人物像に迫っている。豊富な取材成果をもとに、世間的イメージから一歩踏み込んだ真実の“おそめ像”を描き出した点は、高く評価すべきであると感じた。
    一つの昭和史として読み応えのある一冊である。

  • 事実は小説より…を地で行く女性。

    舞妓時分の写真に思わずヨダレ…。
    まるで可憐なお人形さん☆

    とにかく一気読みしました。

    白洲正子公認、白洲次郎の愛人ってのが凄すぎ。

  • 一言で水商売なーんて言っちゃいけません。このおそめさんは女性の中の女性。
    学ぶべきこと沢山ありました。連なるお客様方の名まえにもびっくり。

  • こんな人生があるものなのか、と驚く。様々な著名人が絡むので、そのたびにその人の人生の物語を思い出す。川端康成や白洲次郎まで登場してくるものすごい人生の話だ。
    著者の文章は正直に言えばまだよくなるはずだ。冒頭の辺りのつたなさをもう一度見直してほしかった。後半、自分の文章が形を成して来た辺りからは読む方のスピードがあがる。最初の出会い部分の文章を変えてほしかった。
    それはさておき、中身がすごいのだ。おそめの人生がすごいのだ。だから文体のことは途中でどうでもよくなる。壮絶な人生なのだ。この本は読む価値あり、と強く思う。戦争とその後の日本の姿がつよく感じられる人生だ。

  • 読んだ日 2006.11 (借:熊本市東部図書館)

  • 伝説になるだけあるね。
    こんな女に出会ってみたいわ。

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