花の幻想

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制作 : J.J. グランヴィル  Taxile Delord  J.J. Grandville  谷川 かおる 
  • 八坂書房 (1993年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896946314

花の幻想の感想・レビュー・書評

  • 【柏木学長コメント】
    グランヴィルの人気挿絵。花を人に見立てた美しい作品集。

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    資料番号:10212828
    所在番号:723.35||クラ
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  • 借りたもの。
    花の妖精の庭の花々が人間の世界に憧れ、妖精の反対を押し切り、人間に姿を変えて生活を始める物語。
    当時のヨーロッパ社会のライフスタイルも垣間見れるのではないだろうか。
    グランヴィルによるフランス語版豪華装丁本の挿絵は美しい。
    全てではないが照らし合わせて読める。
    擬人化花々の衣装は現在のファッション・コレクションにありそうな、斬新なデザイン(茎や葉まで装飾に!)で惹かれる。

  • どうぞ、目を上等のリネンのハンカチーフで覆って
    閉じていてください。
    この秘密が誰にも知られることのないように。


    可憐な花達が自ら望んで人間となり、生きていく。
    彼女達は最初、誰もが上手くいくと信じて疑わない。
    人間は生きていく間に、誰にも困難が待ち受けているというのに。
    文字通り蝶よ花よと生きてきた花達に待ち受けるは試練や
    苦痛、また悲劇ばかり。
    なかには例外もいるけれど、無垢で純真な花達に人間の世界は
    汚れすぎている。
    愛でて育てられる薔薇さえも愛を与えることを出来ないのは、
    やはり愛される立場を享受していたせいなのだろうか。
    物語の間に挿入されている花達はどれも艶めかしく悩ましい。
    巻末に収録されている花達の話も読んでみたかった。


    永遠の愛のしるしである彼女はよく知っていたのです。
    人間の世界に、彼女のための居場所などないということを。

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