厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまよう

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著者 : 垂水雄二
  • 八坂書房 (2010年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896949629

厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまようの感想・レビュー・書評

  • 『厄介な翻訳語――科学用語の迷宮をさまよう』

    【書誌情報】
    著者 垂水雄二
    ページ数 224頁
    判型 四六判・上製
    定価 2,052円(本体1,900円)
    ISBN 978-4-89694-962-9

     錯綜する語彙を追う、苦悩と情熱が生んだ翻訳≪語≫エッセイ。誰も書けなかった、誤訳の文化的背景。
     『悩ましい翻訳語』の続編となる本書は、翻訳家、科学者必読の一冊として認知された前著に比べ、より身近な言葉、うっかり間違えやすい52語を俎上に載せる。外国語と日本語の意味の違いがもたらす誤訳の文化的背景を追究する姿勢は前著同様。科学啓蒙書の翻訳家として実績のある著者の筆が冴える翻訳≪語≫エッセイ集、第2弾!
    「弁解がましいあとがき」付き。
    http://www.yasakashobo.co.jp/books/detail.php?recordID=583



    【目次】
    はじめに [003-008]
    目次 [009-011]

    第1章 衣食足りて礼節を知る 013
    トウモロコシ corn/ハーブ herb/スナックエンドウ snap pea/チョウセンアザミ artichoke/タケの新芽 bamboo shoot/スズキ perch/シシャモ capelin/エボシガイ goose barnacle/ドンゴロス dungree

    第2章 ウシに引かれて動物詣 045
    ウシゾウ cow elephant/子グマ cub/動物王国 animal kingdom/ハンター hunter/キメラ chimera/ツチオオカミ aardwolf/ヨウスコウワニ Chinese alligator

    第3章 雉も鳴かずば撃たれまい 071
    白鳥の歌 swan song/ネコマネドリ catbird/大鴉 raven/野生のガチョウ wild goose/隼狩り falconry/象鳥 elephant bird

    第4章 一寸の虫にも五分の魂 095
    ミミズ worm/ニンフ nymph/ウマバエ horse fly/ジガバチ wasp/ウミウサギ sea hare/遺存種

    第5章 智に働けば角が立つ 117
    自然の経済 economy of nature/エコロジー ecology/生物学 biology/胎生学 embryology/有機体 organism/アナロジー analogy

    第6章 情に棹させば流される 139
    交尾行動 mating behavior/再生産 repruduction/胸 breast/チーズケーキ cheesecake/飛行距離 flight distance/冷血動物 cold-blooded animal/市民戦争 civil war

    第7章 意地を通せば窮屈だ 161
    彼には背骨がある he has a backborn/狩りをする男 Man the hunter/特発性骨折 spontaneous fracture/重要人物 significant figure/彼は病人だ he is patient/翼幅 wing span

    第8章人の世は住みにくい 183
    刑事 detective/夜間用時計 night watch/人口 population/野菜状態 vegetable state/エンジニア engineer/砂漠の島 desert island

    弁解がましいあとがき(二〇一〇年八月 垂水雄二) [205-212]
    参考文献 [213]
    索引 [214-223]
    著者紹介 [224]

  • 英語の語彙に入ってきたラテン語やその他の言語についての広範な知識が満載の好著だ.日本語と英語が一対一で対応していないことを豊富な事例で解説している.

  • 内容はお察しの通りです。わかりやすいタイトル素晴らしい。
    翻訳ってやってみたくなることもありますが、文化的背景というものがどこまでも直接的・表面的に影響してくる分野ですよね。難しいよなあ…。出版しちゃったらトコトン赤っ恥ですしね。
    本題とは全く関係ないですが、めんどくさい翻訳家の話が身につまされました。そうだよな、人が時間を割いて手を入れてくれるだけでありがたいんだよなあ。反省反省。

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厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまようの作品紹介

錯綜する語彙を追う、苦悩と情熱が生んだ翻訳語エッセイ。誤訳の文化的背景を探る。

厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまようはこんな本です

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