東直子集 (セレクション歌人 (26))

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著者 : 東直子
  • 邑書林 (2003年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897094489

東直子集 (セレクション歌人 (26))の感想・レビュー・書評

  • 「ママンあれはぼくの鳥だねママンママンぼくの落とした砂じゃないよね」
    (「青卵」より)

    卓越した言語センスと浮遊感溢れるリズムを持つ作品を得意とする女性歌人、東直子の作品集。

    東直子の存在は親交の厚い穂村弘の作品で知り、まとまった短歌を読みたいと思ったので、この作品集は最適。デビュー作「春原さんのリコーダー」と第二歌集「青卵」を収録。

    こうして一連の作品を読んでいると、短歌という極めて古典的なフォーマットであれ、十分に斬新な世界を作り出すことは可能であることに、強い感動を覚える(この点は穂村弘にも共通して言えることだが)。小説ほど読むのに苦労するわけではないし、適当にページをめくりながら、それぞれの短歌から紡ぎ出される芳醇なイメージを楽しむこともでき、読み手に与える自由度が高いフォーマットかもしれない。

    最後にもう1つ気に入った歌を。

    「裏庭に金管楽器さびてゆく海はひかりを招きつづける」

    光を失っていく朽ち果てそうな金管楽器と、反射光で輝く海との対比になっているが、前者のイメージが後者に対して強く、寄る辺ない寂寥感が表現されている。

  • ひとまず通読。
    ほこほこ、きらきらしていてすきです。とても感覚的で、女性っぽい文体をしているところが心地よかった。

  • 復興書店で購入。

  • (復興書店からパンダの栞とともに。)

  • 東さんの言葉は水のようだ。自然に出てきた言葉。
    現代歌人にありがちな変に言葉をこねくりまわして偏屈な短歌に仕上げない。
    ぽっと口をついた言葉をそのまま歌にしたような真っ直ぐな短歌。

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