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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897131306
感想・レビュー・書評
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映画「筆子その愛」の監督の脚本、史実をもとに、小説化した石井筆子の一生。映画では筆子を常盤貴子が演じたので、そのイメージで読んだ。石井筆子は、現在東京都国立市にある、日本初の障害児施設・滝乃川学園を創設した石井亮一の妻で、日本の障害児教育の母と言われる人。鹿鳴館の華と称されるほど、美しく、知性あふれ、また身分も高い女性であった筆子。明治の女性が留学に憧れ、それを果たし、英語、フランス語を操れるようになるくだりなど、日本人女性、すごい!…となんというか、興奮してしまった。その後の、女性の自立、障害児の教育に関する活動には、凛とした信念と美しさを感じる。私たちの先祖はこれほど気高い人々だったのかと、震えるような興奮、腹の底から湧きあがる何か言葉にできない思いを感じた。
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