ソーシャルメディア実践の書 ーfacebook・Twitterによるパーソナルブランディングー
- リックテレコム (2011年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897978710
作品紹介・あらすじ
個人が自力でネットデビューし活躍できるときがきた。人と人の"絆"を紡ぐソーシャルメディア。Facebookページのファン数ランキングで国内4位(2011年2月)の著者が秘訣を全部公開します。Facebook・Twitter・Ustream等の使い方に止まらず、共感を呼ぶブログの書き方、ファンとの対話、日頃の情報活動など、個人でできるブランディング活動のヒントがいっぱい。
感想・レビュー・書評
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誰もが孤独になる可能性を持った社会においてソーシャルメディアは繋がりを重視するためセイフティーネットになりえること(例:地震の発生時、生存報告にTwitterが使われたこと)が分かった。
キュレーション能力を高めるプロセス「情報感度を高める→情報収集能力を高める→情報分析能力を高める→アウトプットする→フィードバックを得る→繰り返し」のフローチャートが印象的だった。
ソーシャルメディアが普及したことで絆が、強い絆(家族や親友といったかけがえのない存在)、仲間の絆(さまざまなコミュニティの中に存在する絆。会社の同僚や学校の同級生など)、弱い絆(SNSで広がっていく絆)、一時的な絆(自分の会話や行動に興味を示したことで生まれる一時的な絆)の4種類に分かれていた。
また、SNSを利用しない人と利用する人の間で生まれる現象“ソーシャルメディアデバイド(絆の格差)”を覚えた。格差を防ぐ方法は、SNSの使い方を覚えると同時に投稿などを通して絆を積み上げて信頼に変えていくことだった。
SNSの普及により人と人が繋がることが手軽になった反面、繋がりが数値となって可視化できることが絆の格差の要因になり、常に繋がり続けなければならない窮屈さと繋がれない人の疎外感を生んでいることが分かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
11/11/2
宗 初末さんが北田 裕揮さんの写真「写真」をシェアしました。 -
著者の大元さんのことはソーシャルメディア界で存在が大きくなる前から仕事でお会いして知っていました。当時はこんな本まで出すようになるとは思っていませんでしたが。
本書は大元さんの成長(と言っても許されると思う)の軌跡と、そこで得られたソーシャルメディアに関する知見とティップスをまとめた本。色んなアイデアが詰め込まれています。
一言でいうと「ソーシャルメディアによるパーソナルブランディング」に関する本なのですが、人柄が表れた丁寧な内容になっています。ビジネスでソーシャルメディアをいかに活用するか、という方向ではなく、人生の中でソーシャルメディアを活用して人とつながってよりよく生きていくためにどう付き合っていくのか、という色合いが強くなっています。リアルと同じか、もしくはそれ以上に人柄と信頼が大切ということでしょうか。
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ITmediaオルタナティブ・ブログに寄稿するようになるなどの過程も、TwitterやFacebookで、へぇーという感じで見ていたので、思い出しながら読みました。 -
ソーシャルメディアの利用について、広く、浅く網羅的に解説してくれている良書だと思います。
ソーシャルメディアを俯瞰的にみて整理しておくのにいいと思いました。 -
Twitter、Facebook、Blog等ソーシャルメディアの可能性について語ったもの。ソーシャルメディアを含むICT(情報通信技術)が将来の生活を一変させる可能性も大いにある。
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ネット上で高い評価を受けていたので興味がわき購入しました。
本書のサブタイトルが「パーソナルブランディング」であったため、自己啓発的な内容かと思ってましたが、良い意味で期待を裏切られました。ソーシャルメディア上で発信して良い内容から、発信しない方が良い内容など、ネットを利用する上で、学校では教えてくれない学んでおくべき基礎知識から、丁寧に解説されています。
私は第四章がお気に入りです。
いろいろなソーシャルメディアのサービスがあり何を使って良いか悩んでいたのですが、Twitter単体での利用によるメリットや、複数のサービスを連携させた時の効果等が、数値化されていて、とてもわかりやすくて参考になりました。
一部初心者には難しい内容もありましたが、この内容で1500円は非常にお得だと感じました。パーソナルブランディングというより、ソーシャルメディア全般が学べる教科書のような本です。しっかり学びたい方にお勧めです。 -
孫泰三氏おすすめの書ということで読んでみました。
結論、別に内容としては目新しさはないが、ソーシャルメディアを使って個人が「何を出来るのか?」をすごくきれいにまとめてある本だと感じました。
本当に教科書みたいで、この情報すごく使えるとか、そういうフローでプロフィール作るのか、とか勉強になります。
全体として、ソーシャルメディアを使った個人のブランディングをどうやっていくのかと言う話の流れです。
その話の根源にあるものとして「誰かを幸せにしたい」「絆」といったものがありそのことへの情熱が一番ソーシャルメディアを使う上で大切なことだと伝わってきました。
チェックした点(あまりにもチェックしたので一部割愛)
・メラビアンの法則が当てはまらなくなった。
・ソーシャルメディアのすばらしい点「多数のアイデアを瞬時に集める」
・LTEの話(これから買いますw)
・キュレーション能力:情報を収集、分析しそこに新たな価値を見いだして意味付けを行う能力
・ソーシャルコミュニケーションで好印象を与えるには?
→正確な情報の発信者であること
→受信者から人望を集めること
・口コミを生み出す行動パターン「VISAS」
・twitterの便利なリンク集 -
オルタナティブブログ「ASSIOMA」の大元氏の著作。パーソナルブランディングのためのソーシャルメディアの活用方法などが丁寧に説明されており、、タイトル通り実践的で、なるほど納得という考察も多い。終盤は実践術のオペレーションの部分なども丁寧に記載されている。
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ソーシャルメディアの意義から実践ノウハウまで、インターネットや技術の観点に止まらず社会的背景を含め、ソーシャルメディアの哲学をとても分かりやすく説き、実践ノウハウでは、戦略から文章構造やOGタグの使い方など戦術に至るまで詳細に解説してます。
文章も分かりやすく、自らのワクワクした実体験をその感動のまま文章にしているように感じ、ワクワクしながら、一気に読んでしまいました。
終章のソーシャルメディアの未来では技術が拓く展望について語りつつも、ソーシャルメディアデバイドも取り上げている、他の章の実体験を通した深い洞察に比べると踏み込みが浅い気がします。これをガッツリ書かないのは著者の優しさでしょうか、本書をしっかり読んで頑張れとの。
コラム フェイスブックでつなぐ家族の絆(P311~P314)
私が「いいね!」と言いました。 -
著者の大元氏からサイン入り購入。
FacebookやTwitterなどソーシャルメディアを使い、共感を得ながら自己ブランディングするための実践Tips満載。
体系的に纏めた図も多く、全体を俯瞰し易い。