スタディ・オブ・コム デ ギャルソン

著者 :
  • リトルモア
3.51
  • (15)
  • (13)
  • (40)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 213
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898151006

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2020年10月7日読了。

  • スタディ・オブ・コム デ ギャルソン
    (和書)2010年09月07日 19:45
    2004 リトルモア 南谷 えり子


    川久保玲について、倫理と自由を指摘している部分は面白いと思った。

    柄谷行人がカントの言葉でよく引用する「他者を手段としてのみならず同時に目的として扱わなければならない。」という部分。「のみならず同時に」ということが重要らしい。それこそ自由の相互性であり倫理なのだろう。そういう意味で川久保玲のデザインまたは株式会社の経営、それら経済、哲学、共同体への姿勢が対抗運動としてXという次元を統整的理念として目的されているように感じました。

    そういう形態としてみてみると面白いと思う。

  • チョップリン小林さんに読んでみてと言われ手渡された本。コムデギャルソンのことは名前を聞いたことがある程度だったが、そんなぼくにもコムデギャルソン川久保玲のやってきた偉業が分かる。もちろんにわかではあるが。ファッションの専門用語などは分からないがコレクションを半年に1回のペースでやり続け常に過去にやったものはやらないと決めア・ラ・モード(新しく生まれ落ちたもの)を追求する、そしてさらにそれをビジネスとしても成立させるという事がいかに難しいかはぼくにも理解出来た。クリエイターとして生きる人たちの目標であり理想の形ではないだろうか。川久保玲の生き様は理解出来たが小林さんになぜこれを勧められたのかは全く理想出来ない。

  • 帯文:"なぜこんなにも、心が揺さぶられるのだろう。" "ファッションジャーナリスト南谷えり子がとき明かす、たったひとつのア・ラ・モード、コム デ ギャルソンの秘密の教科書。"

    目次:I コム デ ギャルソンは何を壊したのか? II クリエイションの規則、III ビジネスもクリエイションの一環です、IV 私は反抗的です、V コム デ ギャルソンを着ること、VI 少年のように

  • コム・デ・ギャルソンの服に、なぜ自分がこんなに惹かれるのか。ちょっとわかった気がする。人と違うことをするのは恐怖だけど、そこに挑む強い気持ちがなければ自由にはなれない。あなたはどうする?常に問いかけられることで強くいられる。思えばもうずっとコム・デ・ギャルソンのメッセージを拠にして生きてきたけど全然強くないしだめだなわたし。だからせめて服を着て力を借りているんだけど。

  • 川久保玲氏 ゼネラルマネジメントの型はさまざま。

  • 東京都現代美術館の企画展
    「Future Fashion~日本ファッションの未来性」を見て
    説明を読んだり、ロビーにあった本を見ているうちに
    『川久保玲』という人物が気になりだして買ってみた一冊。

    コム・デ・ギャルソンを取り上げているにも関わらず、
    インタビューを行った形跡もなく、川久保玲本人の言葉の引用が
    ほとんど出てこない。
    これは本人があまり多くを語らない人だからなのだろうか?
    それを“服”で伝えているのだろうか?と考えていると
    惹かれる。引き込まれていく。

    上記展示、そしてこの本を読んで
    デザイナーによるのかもしれないけれど、
    服のデザインはただ“美”を追求しているだけのものではなく、
    デザイナーの哲学、思想の表現なんだと納得させられました。
    そしてファッションショーに現代アートや本と同じ面白さを
    見出し始められました。

    また少し世界が広がった気がして嬉しい!

  • 言葉で考えて着たことがなかったので
    物足りない部分もありましたが、ふむふむなるほどと思って読みました。

    96年発表の”コブドレス”のあたりがぐっときました。
    孤独とクリエイティブはとても密接な関係にありますね。
    あらためて感じました。

    全体的に写真が少ないのが残念。
    コムデギャルソンの服は口で説明したのでは到底伝わらないと思う。

    また、もっと言えば、
    この本に書いてあることは、袖を通さないと実感できないと思う。

  • クリエイティブとは?ブランディングとは?

    コム・デ・ギャルソンという唯一無二のブランドが、既成概念を破壊し続け、常にオリジナルを創りつづけてきた歴史をわかりやすく解説しています。斬新なデザインの検証から、企業としての独特な経営戦略、マーケティング論まで展開される。

    中村

  • なぜこんなにも
    心ゆさぶられるのだろうか

    内面に奥深く触れるファッション
    コムデギャルソンの強烈な主張

  • 川久保は・・・すごい
    この人にとってはたまたま服だっただけな気がする

    ギャルソンの服が欲しくなる

  • 少年の様に。ギャルソンのテーマでしょうが、ワタクシは壮年デブでゴザイマス。当にギャルソンの追い求めてりる購入層から弾けている事は解っていますが、悔しいので買い続けています。
    この際着なくともイイ、そんな信条で購入を続けておりますが、そんなんでもOK、川久保玲様

  • ファッションデザイナーと美容師は似ていると思う
    表現の仕方が違うだけで考えてることは一緒な気が
    服の価値観をどこまで広げれるか
    そこに新境地がある
    ぼくもこんな考えのヘアデザイナーになりたい

  • 川久保玲、凄い

  • とにかくスタディ。
    とにかくスタディ。

    とにかくギャルソン。

  • コムデギャルソンの教科書的な本。川久保玲はただただすごいと感じてしまう。女性としても。

  • ギャルソンの服は結構持ってるけど、改めてこういう研究本みたいなのは読んだことがなかったので読んでみた。
    期待以上ということではなかったけど、予想通りかな。
    贅沢言うと、もっと写真が多い方が良かった。

  • 1 コム デ ギャルソンは何を壊したのか?
    2 クリエイションの規則
    3 ビジネスもクリエイションの一環です
    4 私は反抗的です
    5 コム デ ギャルソンを着ること
    6 少年のように

    大好きですコムデギャルソン!!

  • 名著です。

全21件中 1 - 20件を表示

南谷えり子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×