日々の考え

  • リトル・モア
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本棚登録 : 232
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898151020

感想・レビュー・書評

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  • 180130-180404

    読むのにすごく時間がかかってしまった…。
    毒にも薬にもならない、淡々としたエッセイでした。

  • よしもとばななさんの意外な一面が見れたりして、とても素敵な本だった。お姉さんと亀の話は笑った。

  • 半分くらい読んだ。声を出して笑ってしまうくらいに面白い。カメが愛おしく思える。

  • 初めて読みました!遅ればせながら著者の作品をダーッと読みたくなります!

  • エッセイ。 わりとお下品(開始二言目でアレが出てきたり)だけど、ずばっといろいろ言われてて面白かった。それでいて、端々でキレのある思考の片鱗が。 バカ話からいろんな知人さんの話まで。そして、自身の恋愛体験や臨月の時のことまで盛りだくさん。 一番印象に残ったのは、仮面ライダークウガのくだり。子供は絶対にだまされない。同じ内容が、森先生のエッセイにもあったけど、子供向けのものこそ本物である必要があり、子供に何を残すかが問われる。本質を見抜く一流の思考にしびれる 「あーあ、終わってしまったよクウガが…」

  • よしもとばななさん。物心ついたときからいつもこの人の作品が私の本棚には並んである。

    思春期真っ盛りで、なんだかよくわかんねぇ苛立ちを毎日抱えていたとき、
    大切な人が死んだとき、なんだか心が疲れたとき、いつも必ず手に取る。
    私に取っての解毒剤。
    ばななさんが書こうとしていることを、私が『正しく』理解出来ているかは分からない。
    でもこの人の作品が私は大好き。
    この作品は嫌いって感じたことがない。
    読み終わると心がスーッとする。

    読書感想じゃなくなってしまったけど....後半、ばななさんがテーマに沿ってインタビューに答えているんだけど、その中で、デス(死)をテーマにしたインタビューがある。
    ほっといたら死ぬのにどうして自殺する?とか、いつも思う。
    ただ生きてるだけで、いつか死ぬのに。あと、ほっといたら死ぬのになぜ殺す?とも思うし。

    そりゃそうだ!っていうごくごく普通のことなんだけど、妙に説得力があった。
    幼稚園くらいのときに死ぬってなんだ?と思って母方の祖母に聞いてみたら、いずれみんな辿り着くことで、さほど重要なことじゃねぇみたいなことを言われたけど、多分そういうことだと思う。
    なんか結局のとこ大きなものの一部なんだね、みんな、と思った。

    読んでよかったです。

  • (「MARC」データベースより)
    同居している亀のこと、最近観たあの映画、あの人と食べるおいしいもの…。人気作家が日常生活で考え、感じることとは? ライフ、オカルト、ラブ等をテーマにした超ロング・インタビュー付き。『リトルモア』連載を単行本化。

  • エッセイの部分は面白かったけど、インタビューの部分がいまいちだった。エッセイは、存外にあけすけな表現で心にザクザク届く部分が多く、思い出に残るフレーズもたくさんあった。でもインタビューは、読み苦しくて期待はずれでいっぱい読み飛ばした。

  • 癖が強そうだと思って敬遠していたけれどすごく面白かった!日常を生き生きと切り取っていた。みずみずしい文章を書く方なんだなぁ。しかし正直インタビューは楽しめなかった

  • よしもとばななのお姉ちゃんの下ねたでかなり笑わせてもらいました。あの可笑しい話を求めて、今までで三度くらい読んでしまいました。この夏に読み返して思ったのは、ばななさんの知見は頷けるのもあれば、違うんじゃないの?!と思うのもあるということ。例えば、「安い食べ物を雰囲気でごまかしてふんだんに与えることで、ごまかされているような気がするのだ。どんな外国に行っても、こんな中途半端な店がたくさんあるところはない (p.80)」というのは日本だけに限らない、世界各国の人がたっくさん集まる所ってそういう場所ができるもんじゃりません?って思う。まあ日本は か な り 多い方だと思うけど。というか、何であんなに沢山の飯を食わせると事がひしめき合ってて、それで商売やっていけるのかが不思議。ちなみに、p.94の”それは「どういう人かまだよく知らない年上のエロいお姉さんへの恋心に燃え上がる童貞中学生男子の語る真実の愛」のようなものではないだろうか。それほど切実だが信用できないものはない。”という語りは、まさしくそれそれ、という感じの言い回しで、激しく同意。ちなみにこの「エロいお姉さんへの恋心に燃え上がる童貞中学生男子の語る真実の愛」というのを描いた小説は、あの駄作中の駄作「世界の中心で愛を叫ぶ」に重なるものがあると思う。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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