- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898151662
感想・レビュー・書評
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「幸せな王子」は、戯曲「サロメ」で知られるオスカー・ワイルドによる、子供向け短編小説。
王子の像がツバメの力を借りて、自分に使われている宝石を貧しい人々に分け与えてゆくストーリー。
優しさや悲しみだけではない複雑な感情や、人の醜さも教えてくれる、なかなか深く難しい物語だ。
名作は時に残酷で、何歳くらいのお子さんにお薦めするかは、親御さんの判断によるかもしれない。
(かわいそうな象、ごんぎつね等も同様に思えます)
「幸せな王子」は好きな作品の1つ。
手元に置くなら、清川あさみさんの作品で楽しもうと選んだ。
清川あさみさん、ご存知ですか?
アーティストであり大学の客員教授でもある彼女は、
写真や布にビーズ等を使って刺繍を施す素敵な作風。
「幸せな王子」は、温かみのある色使いと、キラキラとしたビーズが美しく、素敵な大人の絵本となっている。
本作はブクログを始めて、個人的に進めている「本棚の本を読み直そう!」の第35作目。
(これまではメモに記していたが、今後は感想文の中に記そうと思う)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「キリスト教以外の人は正しくは」
この本は、清川 あさみ目当てで読んだ(と言うより眺めた)。こう書かれると気になって、曽野綾子訳と読み比べて...「キリスト教以外の人は正しくは」
この本は、清川 あさみ目当てで読んだ(と言うより眺めた)。こう書かれると気になって、曽野綾子訳と読み比べてみたくなりました。2012/11/12
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<閲覧スタッフより>
日本でもたくさんの出版社から絵本や童話として出版されているので1度は見たことがある人も多いのでは。こちらは布とビーズを使って物語を表現していて他とは違った絵本となっている。改めて読みなおすと違った見方が出来るかも。悲しい話だが最後はあなた次第・・・・
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所在記号:726.6||WIO
資料番号:20095172
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恋よりも偉大な愛を知ったのだね。愛し合う関係と、限りある命の儚さ。
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子どもへの読み聞かせで自分が泣いてしまう一冊。
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清川あさみさんの絵がとてもいいですね。
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スクラッチ
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素敵な話だった。人は自分のことしか分からないから、自分の幸せを知らず人の苦労を知らず、文句を言ってしまうこともあるけど、それでもその苦労は誰かがちゃんと見ていてくれてる気がした。自分の思いを話せば分かってくれる人も、その気持ちを知っていてくれる人も、どこかにいるんだと思った。
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店頭で表紙の美しさに惹かれ手に取ると、学生時代にオスカーワイルドのHappy Princeを読んだのを思い出した。布やビーズで鮮やかに描かれた挿絵とともに、切ないストーリーに涙がこぼれました。