下北沢

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著者 : 藤谷治
  • リトルモア (2006年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898151761

下北沢の感想・レビュー・書評

  • 多くの若者が集まる街、下北沢

    下北沢でレンタルボックスの店を営み、
    常連客の桃子さんに思いを寄せる僕

    個性豊かな近所の人たち、詩人の土蔵真蔵の傍若無人さに振り回されながらも
    ここにいる人たちを愛し、この街と共に充実した時間を過ごしていく日々

    下北沢ってタイトルの割には
    そんなに下北の情景がメインというわけでもなく
    はちゃめちゃなダメ人間、土蔵真蔵の話がほぼ中心に出てきているような、気がする。

    でも下北に行ってみたくなったよきっと)^o^(

  • リアルだけれど、少しづつ現実の下北沢とは一寸違う下北沢の物語。
    主人公の営むレンタルボックスショップに訪れる人々の織り成す日常生活が描かれる。
    終盤まで淡々と進んで「手応えが無いな」と思っていたものの、最後の二章ばかりで主人公が「下北沢」という街そのものだと気がついた。

  • 脱サラして下北沢にレンタルスペースの店を開いた勇が、密かに焦がれている常連客の桃子さんを下北沢デートに誘った一日の話。
    前後するように薬物中毒の詩人やら、元アイドルタレントのみずほちゃんの一日キャバクラ体験入店やら、妙な話が入り混じって、たった一日の話のはずが雑然としたとりとめのない物語になっている。
    下北沢には数えるほどしか行ったことがないが、あのごみごみとしていろんな種類のものが狭いスペースで一緒くたになっている町並みがそのまま行間から伝わってきて、空気や手ざわりがリアルだと驚いた。
    人も町もごちゃまぜになった不思議な魅力のある一冊。

  • すごく失礼なことを言うようだけど、正直よくある話。
    下北沢っていう街を舞台に、「僕」は箱貸しのお店を開いて、桃子さんという女性にアプローチを続けながら土蔵真蔵というラリッた男に絡まれる日々――っていうのがあらすじ。
    こう聞くと「へー、うん。面白いんじゃない」っていう普通の感想しか聞けないと思うけど、正直いって凄い。
    最後の数ページは胸にぐっとくる。

    昨日読んで、今日はシモキタに行ってきました。
    最後のページに誘発されて。
    そのくらい、いい。

  • ひたすら下北沢です。
    ワタシもあづま通り好きです。
    通りの名前、初めて認識したけど…。

  • 僕らの好きだった町、下北沢。なんのこっちゃ。


  • 「だけどね、親に甘えるって、やっぱりちょっと、どこか緊張するものだと思うな。大人になってからは、特にね。昔がどうだったか、本当は知らないんだけど、今ってなんか、しょっちゅう身構えている気がするの。親といても、恋人といても、甘えて楽しく過ごしているつもりなんだけど、なんでだか心のどこかが、いつもぴりぴりしてる」

    「勇さんといるとね、ちょっと大袈裟かもしれないけど、自分の人生が肯定されてるような気がするの。何やったっていいんだよ、っていわれてるみたいな感じがする。自分の仕事がむなしく感じられたり、恋愛がヘタクソだったり、死ぬときは一人だな、なんて思っても、それでいいんだって。面白いって、そういうことだと思う。それは大事だよ。」

  • 下北沢は、東京で一番好きな街だ。
    下北の名物書店「フィクショネス」店長でもある藤谷治が、下北への愛情たっぷりに描いたこの一冊、主役は「下北」で、たくさんの登場人物が風景のように思えてならない。ほんのちょっとセンチな終わり方がとても好きだ。いろんなことを象徴していて。著者が暗に何を言いたいのかが分かる気がして、同じく下北を愛する私もちょっと切なくなる。
    実在の店も多数登場し、頭の中で地図を描きながら読んだ。通り全てが路地裏みたいな下北。でも、下北を知らなくてもきっと面白く読めたと思う。「街」が主役の小説に流れる、フィクションとノンフィクションの混ざり合った空気がたまらなく好きなので。

  • 下北でレンタルボックスのお店を営む僕は、ささやかながらも充実した毎日を送っていた。常連客の桃子さんに恋心を寄せる日々だったが、遂にデートの約束を取り付けたのだった。そんなある日、詩人・土蔵真蔵とのふとした出会いから、平穏な毎日は終わりをつげ、忘れられない日々が始まった…。


  • 下北沢という町は好きだ。

  • 2007年4月25日(水)、読了。

  •  下北沢の街が、地図が、はっきり頭に思い描かれるから、映像として場面が思い浮かんできた。一挙に現実感を増した。<br>&nbsp;<br>

    下北沢に対する憧れとか、実際のところはその裏に存在する覆い隠したくなるような事実とか、それを格好つけてしまう自分への呆れとか、そういった主人公の気持ちがとても人間的で親しみを持った。<br>&nbsp;<br>

     そんな彼を見透かすような大人の女性がいたり、夢を追う一途な若者がいたり、理想を抱いて現実に戻れずにいる元女優がいたり、粉々になる寸前の詩人がいたり。<br>
     下北沢のちょっと薄暗い街の雰囲気は、そういったごちゃごちゃした人たちを一緒くたに引き受けている街なのかな。<br>&nbsp;<br>

     大好きな下北沢の情景が描かれているのがとても嬉しかったけれど、正直話としてはちょっとメッセージが伝わってこなかったなあ。

  • 下北でレンタルボックスのお店を営む僕は、
    ささやかながらも充実した毎日を送っていた。
    常連客の桃子さんに恋心を寄せる日々だったが、
    遂にデートの約束を取り付けたのだった。
    そんなある日、詩人・土蔵真蔵とのふとした出会いから、
    平穏な毎日は終わりをつげ、忘れられない日々が始まった…。

  • 今までの藤谷治の中で一番おもしろかった!

  • 絶対下北にいきたくなる。さすが藤谷さん。

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