- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898151921
感想・レビュー・書評
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発刊はリトルモア。フィルム写真の意義を考える特集。
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健一自然農園の青年のインタビューが面白い。
ノンストップで読みました。
あと、理想の写真館を求めて旅する話もとっても面白かったです。
でも、私個人的にもうデジタルでええやん!と思った。
フィルムの良さは旅で出会った写真屋さんのインタビューで充分分かったけど、写真家まで出てきてあーだこーだ言ったら、なんかフィルムに必死すぎな感じがする。
でも、アラーキーのインタビューは面白かったです。
デジタルカメラ?いいじゃん!だって。 -
なぜフィルムで撮るか?という問いかけとその答えがあります。
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(2006年11月09日 01:14)
通勤中の山手線で泣きそうになった。
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こんなにもむき出しのことばを、まさか活字で読むことがあろうとは。
作り手の驚きとか感激とかが、加工ナシ、まるでそのまんま載っている。不器用ともとれるくらいの、こっちが戸惑うような生なましさ。
内容以上に、そのことに圧倒された。
例えばこの赤碕の写真やさんのことばを、若いお茶農家さんの言葉を、もう一字一句、こぼすことなく盛りたかった! んじゃないかなと思う。
その気持ち、その熱くなりかたが、すごくよくわかる!と思った。
「なんだか涙がでそうになった」ツボは、たぶん「大阪の人が、山陰のよさにびっくりして書いた」文章だったからだ。そのびっくり、その感激、本当によくわかる!のだ。
私自身が、大阪に生まれ育ち、ひょんなことから山陰にとりつかれた人間だ。その衝撃はやっぱり「海と太陽」だった。「大阪(京阪神方面)から見た日本海側」の暗くつめたいという勝手な先入観を、いきなりどぷんと包んだのは、海にあふれ空を満たす光、だった。
18歳の春、私はひとりで鳥取にひっこした。春の鳥取は、光あふれすぎて風景がしろい。何もかもが澄んで、なのにしろく霞んで、つめたくあたたかだった。なにもなくてひとりぼっちなはずの鳥取は、美しくおだやかで優しかった。
「世界は優しい」と思ってむしろ戸惑った。その感じを急に、山手線の中で思い出してもこまるよ。こまった。
…全然、本のことを書いてないね。
フィルムカメラで撮ることの特質は、「のこす」ことだった!
すごく腑に落ちた。
思い入れはあるけどなんかうまくことばにならなくて自信をなくしかけていた思い。カメラ、写真に関する肝心なところを、いろんな人がぱつんと見事に言葉にしているのを、この編集チームは鮮やかに拾い上げている。そんな宝物みたいな言葉がいっぱい埋まっていて、ハッとする。ほんと、見事。 -
フィルムカメラの記事に惹かれて購入。体当たり取材も面白い。茶畑の記事も好き。
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「仕事」「働く」といった観点から、この号の特集「農業で食べていく」に興味をもって手にとりました。若者が自ら田畑を耕したり、八百屋を経営したり。この雑誌の面白いところは、政府や企業への「提案書」なるものをいつも書いてあるところ。もうひとつの特集「フィルムカメラでのこしていく」では、フジカラーやフィルムメーカーにもの申しています。こんなことって、できるんだねえ。(大将さん)
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フィルムで残そう!
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創刊号から好きです。じっくり書かれた記事をごらんあれ〜◎
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この雑誌、ただものではない。
今こそスタンダードを目指す時代。世の中に埋もれているとても大切なモノをもう一度掘り起こして紹介している雑誌。 -
特集「フィルムでのこしていく」
デジタルカメラばかりの今の時代、フィルムカメラのよさ、原点、写真というものを思いださせてくれる1冊。
私は両方愛用者。上手く使いわけしていきたいものです。