日下公人が読む 日本と世界はこうなる

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著者 : 日下公人
  • ワック (2011年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898311745

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日下公人が読む 日本と世界はこうなるの感想・レビュー・書評

  • 父の薦めで父から借りた本。
    新たな知識の取得と漠然と感じていたことがなんだったのか明確になった。

  • 少なくともこの3年間は日下氏が年末に出版される同じタイトルの本を読み続けています。

    今年2011年は、多くの出来事がありましたが、日本の円高が急激に進んだことも経済面ではその一つに挙げられると思います。ギリシア危機に端を発した欧州経済の深刻さは、来年いよいよ本格化してくることでしょう。

    さて、この本では欧州、米国、中国について日下氏が大胆に予想されていて、今年の本も大変ためになりました。

    日下氏は三橋氏等とは違って、膨張し続ける国債残高には警鐘をならしている方ですが、本の中で赤字国債累積の果てについての顛末(p168)を書かれているのは印象的でした。来年末も日下氏の書かれた本を読みながら日本と世界経済を振り返ってみたいです。

    以下は気になったポイントです。

    ・明治政府は西洋文明を取り入れるべく、英語・数学・物理・化学・西洋史などの教育に重点を置いたがこれは高等教育であり、初等・中等教育では日本古来の精神や感性を教える、和魂洋才の教育であった(p18)

    ・1910年代は飛行船と大型飛行機のどちらが未来を築くかわからなかったが、アメリカがドイツにヘリウムを絶対に売らなかったので、飛行機の勝ちとなった(p34)

    ・新興国が経済発展するためには「サイエンステクノロジー」が必要になるが、さらに大切なものは「モラル(道徳=勤勉、助け合い、感謝等)」である(p37)

    ・世界の国々がアメリカについていかないことがはっきりしたのは、リーマンショック(2008年9月)以降である(p39)

    ・自己資本は何かという議論において、本当は分母となる総資産とは何かを議論すべきであった(p40)

    ・ドルが信用を失ってきている現象として、アジア諸国で貿易決済として使われる通貨が、ドルから中国元や日本円になってきている(p45)

    ・忙しくて暇がない人の顔とは、百年間のイギリス人、30年前の日本人、10年前の韓国人や中国人である(p53)

    ・アメリカで白人の子供は10年間(2010まで)で、430万人減少したが、ヒスパニック・アジア系の子供は550万人増加した、いずれ白人は50%になる(p55)

    ・アメリカは立ち直れない(モラルがないから)が、州単位は別、栄える州と衰亡する州が混在して国家全体としては内向きになる(p58)

    ・中国がさらに栄えるためには、1)貧富の格差と労使問題、2)大都市問題、3)社会資本不足、4)移民の流入、5)政治の腐敗と混乱、を乗り切ることがポイント(p60)

    ・内燃機関が発明され自動車が普及される前のガソリンは捨てられていた、照明用の灯油が主製品でガソリンは不用有害成分(p86)

    ・アメリカは核拡散防止条約枠外のインドを特例扱いして、核保有を認めて、原子力協力を2005年に行った、こうしてインドは大国仲間入りをした(p99)

    ・東京都の水道漏水率は3%、先進国でも10-20%で、発展途上国は50%を超える(p101)

    ・収入が高い方がよいと思う人が多いが、それは他の条件が一定の時で、長くは続かない(p109)

    ・企業の力は、過去はバランスシートで、現在は商品で、未来は社長の顔でわかる(p120)

    ・収入が下がっても、消費の内容を安くして未来的なものに変えれば生活レベルを維持できる(p123)

    ・トリウム原発はウラン原発比較で、廃棄物が千分の一、小型で簡単、運営コストが安い(p127)

    ・中国やインドがトリウム原発を開発しはじめたが、技術的に進んでいるのは日本(p128)

    ・被爆の影響は後発すると広島、長崎で言われたのは間違いだった、50年以上も観察したが後発患者はいないので、アメリカでも原爆被害の追跡調査は消えた(p1... 続きを読む

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